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メールマガジン「週刊KU-MA」 第25号          [2008.12.17]
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■目次----------------------------------------------------------------
(1)YMコラム
     「インドの有人飛行はロシアとの協力」

(2)ワンダフル宇宙
     「−身近な人工衛星(2)−」

(3)宇宙関連ニュース「宇宙茫茫」
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■YMコラム(25) 2008年12月17日
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 インドの有人飛行はロシアとの協力
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 月へ「チャンドラヤーン1号」を送ったインドは、インド初の有人飛行 をめざして、ロシアの有人宇宙船「ソユーズ」を再設計することにより、 インドの飛行士を宇宙へ送る計画を発表しました。先日ロシアのメドベー ジェフ大統領がインドを訪問した際、ロシア宇宙機関のアナトーリ・ペル ミーノフ長官とISRO(インド宇宙研究機構)のマダヴァン・ナイア議長が、 有人飛行における両国の協力についてMOU(覚書)を交わしました。

 「ソユーズ」は1967年以来使用されている3人乗りの有人宇宙船で、何 度かの改良を経てきており、最近ではアメリカの宇宙飛行士を国際宇宙ス テーション(ISS)と往復させるためにも使用されています。来年末には日 本の野口聡一飛行士をISSへ運び、2009年12月から2010年5月まで滞在させ ることも決定されています。

  http://kibo.jaxa.jp/mission/exp/news/noguchi_issnum.html

 現在のタイプは「ソユーズTM」と呼ばれ、「ソユーズT」を改良したも のです。ドッキング・ランデブー、地上との交信、緊急着陸などシステム に改良がくわえられました。機体の材料もより丈夫になり、機体を覆う耐 熱材も軽量なものになりました。宇宙ステーションとの往復だけでなく、 緊急脱出の際の「ライフボート」としても重宝なものになっていますね。

 ソユーズTM写真  http://www.skyrocket.de/space/doc_sdat/soyuz-tm.htm
              http://www.spaceref.com/iss/spacecraft/soyuz.tm.html

 ソユーズTM諸元  http://www.linkclub.or.jp/~nasa-nbl/myself/myspace5.html

 なお、以下のページには、内部の様子なども載っています。

  http://www.orbiter-forum.com/showthread.php?p=8521

 また以下はソユーズTMのフォトギャラリーです。

  http://www.astronautix.com/gallery/csoyuztm.htm

 インド政府は、当面2人のインド人を1週間くらい宇宙に滞在させるた めの開発計画を承認したと言われています。

(YM)

■ワンダフル宇宙(25) 2008年12月17日
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 −身近な人工衛星(2)−
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 今回は、実際にCubeSatからの電波を受信する方法を書いてみます。

 多くのCubeSatは430MHz帯という周波数を使って電波を地上に向けて送 信しています。430MHz帯という周波数は極超短波(UHF)に分類され、波長 は約70cmで、地上デジタルテレビの一番低い周波数である13チャンネルの 放送周波数(473MHz付近)よりほんの少し低いところです。

 日本のCubeSatについて、打ち上げられた順に割り当てられている周波 数を書きますと、

東京工業大学:CUTE-I(CO-55)は436.8375MHz
          :Cute-1.7+APD(CO-56)は437.385MHz
          :CUTE-1.7+APDU(CO-65)は437.275MHz

 東京大学:XI-IV(CO-57)は436.8475MHz
        :XI-V(CO-58)は437.465MHz

 日本大学:SEEDSU(CO-66)は437.485MHz

となっています。

  http://www.jarl.or.jp/Japanese/7_Technical/cubesat/cubesat.htm

 CubeSatはそれぞれ別々の軌道を回っており、だいたい90分前後で地球 を一周しますが、一周ごとに少しずつ西の方向にずれていきます。この ためCubeSatの電波をいつ受信できるかを知る必要があります。CubeSatか ら送信されている電波は先ほど書きましたUHFの電波ですから、UHFの電波 は光と同じで原則見通しがきく範囲でしか受信することができません。

そこで自分の現在地の上空を目的のCubeSatがいつ通過するかを知ること が必要です。そのためにはWebブラウザ上でいろんな人工衛星の軌道を予 測してくれる便利なホームページがあります。

  http://predict.ariss.jp/overpass.html.ja

 このホームページを開いて人工衛星を選択し観測点の緯度・経度や開始 日時、予測期間などを入力すれば目的の人工衛星が頭上を通過する時間と 方向などを表示してくれます。

 次に受信するための設備が必要になります。430MHz帯の周波数の受信が できるもので、できればオールモード対応などと書かれているFMとSSBま たはCWの受信が可能なものがあればほとんどのCubeSatからの電波を聞く ことができます。430MHz帯のFMだけ送受信ができるハンディー型トランシ ーバーでも、限られますがいくつかのCubeSatの電波を聞くことも可能で す。私の場合は430MHz帯のオールモードで運用できるアマチュア無線用の 無線機がありますのでこれを受信機として使い、5素子の八木アンテナを 手に持っていくつかのCubeSatからの電波を受信することができました。

 もうひとつ大事なことがあります。CubeSatは地球の周りをまわってい ますので、自分の現在地から見るとだんだん近づいてきてその後だんだん 遠ざかって行きます。走っている救急車のサイレンの音と同じで、Cube- Satからの電波もドップラーシフトされた周波数で受信することになるた め、CubeSatが近付いてくるときは高い周波数にずれて受信し、離れてい くときは低い周波数にずれて受信することになります。だいたいですが中 心周波数からプラス10KHzからマイナス10KHzの幅で変化していきます。

 受信したいCubeSatが決まり、受信時間が近付いてきたら受信機を目的 のCubeSatの周波数よりほんの少し高い周波数にダイアルを合わせ、アン テナをCubeSatが飛んでいるであろう方向に向け、周波数を微調整すれば CubeSatからの電波を受信できるでしょう。

 皆さんもチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

KU-MA事務局長/理事 新谷 一徳

■宇宙茫茫ヘッドライン
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【081215-01】 ILS、Proton Breeze MによるカナダのCiel-2の打上げ成功
【081215-02】 中国、月周回衛星“嫦娥一号”の軌道高度を100kmに下げる
【081215-03】 Ariane 5 ECAによるHOT BIRD 9とW2Mの打上げは12月20日に遅れ
【081215-04】 Delta IV Heavyによる偵察衛星NROL-26の打上げは1月に遅れ
【081215-05】 H-IIA-15による「いぶき(GOSAT)」の打上げ、日食の日を予備日から外す
【081215-06】 NASAの系外地球型惑星探査機Kepler、使用材料の健全性に疑問
【081215-07】 英国、MoonLiteの技術的な実現可能性に関する調査に着手
【081215-08】 SpaceX、宇宙機制御用の小型エンジン“Draco”の長秒時燃焼試験成功
【081215-09】 Aerojet、ヒドラジン/四酸化二窒素の小型エンジンで比推力333.5秒達成
【081215-10】 Ad Astraのプラズマエンジン“VASIMR”、ISSで実証へ
【081215-11】 Intelsat、南アの投資グループと合弁でアフリカ向け衛星打ち上げを計
【081215-12】 ベトナム、リモートセンシング衛星打上げに向け国際パートナーを求める
【081215-13】 韓国の国産ロケット開発計画、ロシアの技術移転拒否で棚上げに
【081215-14】 Blue Origin、宇宙観光用のNew Shepardを実験用としても売り出し
【081215-15】 NASA、ISSの10年を記念して特別のカレンダー作成
【081215-16】 JAXAのウェブサイト内の注目記事へのリンク
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【081215-01】 ILS、Proton Breeze MによるカナダのCiel-2の打上げ成功
 
関連記事:【081124-03】
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 12月11日のモスクワ時間01:55にInternational Launch Services (ILS) はバイコヌールからProton Breeze MによるカナダのCiel Satellite Group の通信衛星Ciel-2の打上げを行い、所期の静止トランスファ軌道への投入 に成功した。

 Ciel-2はThales Alenia Space製でSpacebus 4000 C4をベースとしており、 質量は5,575 kgで、西経129度の赤道上に静止する予定となっている。

 今回の打上げはILSにとって16回目のSESファミリーの衛星の打上げであ った。

 http://www.ilslaunch.com/news-12100

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【081215-02】 中国、月周回衛星“嫦娥一号”の軌道高度を100kmに下げる
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 12月9日、中国国家航天局(CNSA)は、月周回衛星“嫦娥一号”(Chang’e-1) の軌道を、高度200kmから、高度100kmに下げることに成功したことを明ら かにした。

 2007年11月の初めに、高度200kmの極軌道に入り観測を始めた時点で、1 年後には軌道を下げる予定であるとされていたものであり、今後は高度10 0kmから、より詳しい観測を続け、その後更に高度を下げ、将来の月着陸に 向けた情報を得る計画となっているが、詳細は明らかにされていない。

 http://news.xinhuanet.com/english/2008-12/10/content_10480067.htm

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【081215-03】 Ariane 5 ECAによるHOT BIRD 9とW2Mの打上げは12月20日に遅れ
 
関連記事:【081124-04】
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 12月8日、Arianespaceは、12月20日に予定しているAriane 5 ECAによる Eutelsatの衛星であるHOT BIRD 9とW2Mの打上げが最終準備段階に入った ことを明らかにした。

 11月半ばの時点で打上げ予定日は12月11日とされていたが、11月末にな って、ギアナ射場の周辺でのガソリン高騰に対する大衆行動の影響で打上 げを遅らさなくてはならない状況となり、12月5日に20日の打上げに変更さ れていたもの。

 この打上げは、Ariane 5の2008年の6回目(最後)の打上げである。また、 衛星の質量はHOT BIRD 9が4,880 kg、W2Mが3,460kgである。

 http://www.arianespace.com/news-mission-update/2008/546.asp

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【081215-04】 Delta IV Heavyによる偵察衛星NROL-26の打上げは1月に遅れ
 
関連記事:【081201-03】
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 12月9日、United Launch Alliance(ULA)は12月16日に予定していたDelta IV Heavyによるる国家偵察局(NRO)の衛星NROL-26の打上げが2009年1月まで 遅れることを明らかにした。

 衛星に技術的な問題があり、解決に時間を要するための打上げ延期であ るが、衛星が機密の偵察衛星であるために、問題点については何も公表さ れていない。

 http://www.spaceflightnow.com/delta/nrol26/081209delay.html

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【081215-05】 H-IIA-15による「いぶき(GOSAT)」の打上げ、日食の日を予備日から外す
 
関連記事:【081110-04】
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 12月10日、三菱重工業(株)とJAXAは2009年1月21日に予定しているH-IIA ロケット15号機による温室効果ガス観測技術衛星「いぶき(GOSAT)」の打 上げの予備期間の変更を明らかにした。

 これまで、予備期間を打上げ予定日の翌日から2月末までとしていたが、 この中で、1月26日には打上げを行わないこととし、この日を打上げ予備期 間から除いたもの。

 この日に起こる日食(インド洋、インドネシアで金環食が観測される)が 打上げ後の「いぶき」の運用に与える影響を検討した結果、この日には打 上げを行わないとの結論に達したとしている。

 http://www.jaxa.jp/press/2008/12/20081210_h2a-f15_j.html

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【081215-06】 NASAの系外地球型惑星探査機Kepler、使用材料の健全性に疑問
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 12月11日付けのFlightglobal.comは、NASAが2009年2月に打上げを予定 している系外地球型惑星の発見を目的とした探査機Keplerについて、使用 している構造材料の健全性に疑問が生じていると報じている。

 探査機の主構造体に用いられているチタン材を提供しているWestern Titaniumと同社の役員4名が、空軍の戦闘機F-15、F-22及び輸送機C-17の エンジンマウントに使われているチタン材に偽りの強度保証書を付して 納入したとして起訴されたことから、同じ会社のチタン材を用いたことが 判っているKeplerについても、材料の健全性の確認が必要になったもの。

 NASAでは、今後もし材料に問題ありとの結論が得られた場合には、予定 通りの打上げは不可能となるとしている。

  http://www.flightglobal.com/articles/2008/12/11/320054/suspect-titanium-could-ground-
 nasa-planet-finding-satellite.html


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【081215-07】 英国、MoonLiteの技術的な実現可能性に関する調査に着手
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 12月8日、英国国立宇宙センタ(British National Space Centre:BNSC) は、月の内部構造を探る目的のMoon Lightweight Interior and Telecom Experiment(MoonLite)ミッションの技術的な実現可能性に関する調査に 着手することを明らかにした。

 実現可能性の検討の業者選定を2009年の3月までに行い、同年末までにス ケジュール及びコストを含む調査結果を求めるとしている。

 このミッションでは月震の頻度や強さや月の地殻と核の厚さに関するデ ータを集積すること、月の極地地域で有機物質や水が存在するかどうかの 測定を行うこと等に加えて、将来の月面での有人活動のために完全なモバ イル通信環境を構築することも考えられている。

 http://news.zdnet.co.uk/communications/0,1000000085,39574091,00.htm

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【081215-08】 SpaceX、宇宙機制御用の小型エンジン“Draco”の長秒時燃焼試験成功
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 12月9日、Space Exploration Technologies Corp. (SpaceX)は、宇宙機 の軌道変更、姿勢制御に用いる小型のエンジン“Draco”の真空環境での 長秒時の燃焼試験及び再着火試験に成功したことを明らかにした。

 Dracoは燃料にモノメチルヒドラジン、酸化剤に四酸化二窒素を用いた 推力40kgfクラスのエンジンで、SpaceXが開発している宇宙船Dragonでは このエンジンを18基装備する計画となっている。

 今回の燃焼試験では真空チャンバの中での10分間の連続燃焼の後10分間 おいて再着火し、1分間燃焼させている。これは、SpaceXが2008年3月に整 備した高空燃焼試験用の真空チャンバ内での初の長秒時の燃焼試験であっ た。

 http://www.spacex.com/press.php?page=20081209

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【081215-09】Aerojet、ヒドラジン/四酸化二窒素の小型エンジンで比推力333.5秒達成
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 12月8日、Aerojetは推力68kgfのヒドラジン/四酸化二窒素を推進薬とす るエンジンの燃焼試験で、比推力333.5秒という高性能を実証したことを 明らかにした。

 このエンジンはNASAのIn-Space Propulsion Technology (ISPT)プログ ラムの下で開発されたAdvanced Materials Bipropellant Rocket (AMBR) と称されるエンジンで、先進的なインジェクタを用いた2段燃焼方式で燃 焼室はイリジウムをライニングしたレニウム製で、既存の推力45kgfのエ ンジンの枠組みの中に収められている。

 試験では、広い幅の混合比、推進薬供給圧力、燃焼時間の組合せで燃 焼を行い、音響、熱の安定性が確認された。最大燃焼秒時は800秒であっ た。

 http://www.aerojet.com/news2.php?action=fullnews&id=153

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【081215-10】 Ad Astraのプラズマエンジン“VASIMR”、ISSで実証へ
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 12月13日、Ad Astra Rocket Co.は、同社が開発しているVASIMRエンジ ンに関してNASAとの間で3回目となるSpace Act Agreementを結んだことを 明らかにした。
(VASIMR:Variable Specific Impulse Magnetoplasma Rocket)

 Ad Astra Rocket Co.では2005年にNASAをリタイアした元宇宙飛行士の Dr. Franklin Chang-Diazを受け入れ、彼がNASAの時代に研究を進めてい た太陽内部に匹敵する高温のプラズマジェットを作り出し、従来の化学ロ ケットの数百倍の推力を得ることを目指したVASIMRエンジンの開発を進め て来ており、今回NASAとの間で結んだSpace Act Agreementの下で、いよ いよ宇宙空間でのデモンストレーションを行う段階に入る。

 デモンストレーションは出力200kWクラスのエンジンVF-200を使用して、 ISSで行うこととなっており、今後開発のマイルストーンをクリアして行 って、最後に打上げを行うことになる。

 http://www.spaceref.com/news/viewpr.html?pid=27179

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【081215-11】 Intelsat、南アの投資グループと合弁でアフリカ向け衛星打ち上げを計画
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 12月9日、IntelsatはConvergence Partnersがとりまとめる南アフリカ の投資グループと合弁企業を立ち上げ、アフリカ全土に通信、ブロードバ ンド、TV放送サービスを提供する新しい衛星を東経33度に打ち上げること で合意したことを明らかにした。

 “Intelsat New Dawn”と称されることになる衛星の打上げを予定して おり、総コストは2億5,000万ドルとされている。

 その15%をIntelsatが74.9%、投資グループが25.1%の割合で出資し、 残りの85%は南アフリカのNedbank Capitalがアレンジするノンリコース ローンにより調達する。

 2011年の早い時期にはサービスを開始する予定で、Cバンド28本、Kuバ ンド24本のトランスポンダの半数以上を売りに出すこととしており、既に 3億5,000万ドルに達する予約を受けている。

 http://www.reuters.com/article/rbssTechMediaTelecomNews/idUSL945948520081209

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【081215-12】 ベトナム、リモートセンシング衛星打上げに向け国際パートナーを求める
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 12月11日、ベトナムに於いて開催されていた第15回アジア太平洋地域宇 宙機関会議(Asia-Pacific Regional Space Agency Forum:APRSAF-15) においてベトナムの宇宙科学と技術関連の研究の責任者が、2012年にはベ トナムとして最初のリモートセンシング衛星を打ち上げる構想を持ってい ることを明らかにした。

 VINREDSAT-1と称する衛星を打ち上げ、自然資源管理、環境保護、災害 予防等に役立てたいとしている。

 この衛星の開発費はODAに頼るとしており、更に資金の提供と技術支援 をしてくれる国際パートナーを求めており、パートナーを得て、早急に予 備的フィージビリティスタディを始めたいとしている。

 http://news.xinhuanet.com/english/2008-12/12/content_10495275.htm

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【081215-13】 韓国の国産ロケット開発計画、ロシアの技術移転拒否で棚上げに
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 12月8日付けの朝鮮日報のウェブ版は、韓国が計画していた独自の打上 げロケットKSLV-2の開発が、ロシアからの技術移転が不可能になったため に棚上げになったと伝えている。

 韓国では、2009年中に1段目にロシアのロケットを用いたKSLV-1を打ち 上げる予定であり(関連記事:【081027-09】)、その後直ちに純国産の KSLV-2の開発に掛かりたいとしていたが、韓国政府は既に2009年度の予 算の執行は無いとしている。

 KSLV-2の開発はロシアから1段目のロケットに関する技術移転が可能な 状況を前提としていたが、ロシアが技術保護協定(TSA)を持ち出して、技 術移転を拒否したことで、計画の見直しが必要となったもの。

 http://english.chosun.com/w21data/html/news/200812/200812080005.html

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【081215-14】 Blue Origin、宇宙観光用のNew Shepardを実験用としても売り出し
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 12月8日、Space.comが伝えるところによると、Amazon.com.の創始者Jeff Bezosが後ろ盾となって高度100kmへの観光宇宙船の打上げを目指している Blue Origin, LLCでは、開発している垂直離着陸方式の完全再使用型のロ ケット“New Shepard”を、観光目的以外に、研究及び教育目的の実験を行 うロケットとして提供することを計画しており、関心を持っている人に同 社へのコンタクトを呼び掛けている。

 同社では、先ず、2011年には自動操縦での飛行を行い、2012年にはパイ ロット及び実験を担当する人が搭乗する飛行を行うとしている。

 New Shepardは予圧されたクルーカプセル(CC)と推進モジュール(PM)から なり、打上げ後約2分半の加速の後、慣性飛行で上昇し3分以上の質の良い 微小重力状態を経て、CCとPMは分離して別々に地上に戻る。CCはパラシュ ートにより降下、着陸する。

 実験者が搭乗する席或いは実験ラックを置く場所が都合3、4箇所あり、 それぞれの場所に120kgまで搭載可能であるとしている。飛行中の実験デー タは飛行状態とシンクロさせて記録し、後刻ダウンロードして提供する。

 http://www.space.com/missionlaunches/081208-blue-origin-stern.html

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【081215-15】 NASA、ISSの10年を記念して特別のカレンダー作成
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 12月10日、NASAはISSの組立開始後10年の経過を記念して、2009年の特 別なカレンダーを学校の先生や一般に提供することを明らかにした。

 カレンダーはISSの中で或いはISSから撮影した多くの特別なイベントの 写真や興味あるショットを組み合わせたもので、全米50州の学校に10万部 以上を配布するが、一般の人も以下のウェブサイトからダウンロードして 印刷することができる。

 http://www.nasa.gov/home/hqnews/2008/dec/HQ_M08248_ISS_Calendar.html

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【081215-16】 JAXAのウェブサイト内の注目記事へのリンク
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12/9 ISS・きぼうウィークリーニュース第322号
12/9 新しい太陽観測衛星の国際的な科学検討会議、相模原で開催
12/10 超高速インターネット衛星「きずな」(WINDS)の基本実験および利用実験成果
12/10 南極と宇宙に共通する過酷な環境下での健康管理に関する国立極地研究所(南極観測隊)と
     宇宙航空研究開発機構の共同医学研究の実施について

12/10 「JAXA宇宙航空技術研究発表会」前刷集
12/11 きぼうの科学:第4回「きぼう」でのライフサイエンス宇宙実験がスタートする
12/11 インタビュー小林誠 高エネルギー加速器研究機構名誉教授
12/12 宇宙航空研究開発機構と国連アジア太平洋経済社会委員会との了解覚書の締結
12/12 宇宙連詩:第16詩を3行詩で公募

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