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メールマガジン「週刊KU-MA」 第27号          [2009.1.7]


■目次

(1)YMコラム
     「みなさま、明けましておめでとうございます。」

(2)ワンダフル宇宙
     「皆既日食における「木もれ日キャンペーン」」

(3)宇宙関連ニュース「宇宙茫茫」

■YMコラム(27) 2009年1月7日

 みなさま、明けましておめでとうございます。

 新年早々、マスコミは一斉に、世の中が暗い暗いと、明るい顔をしたタ レントさんを動員して騒ぎ立てております。

 これに感染して足場を見失うと、KU-MAとしては子どもたちに対して顔 向けができなくなります。今年があらゆる意味で厳しい年になりそうなこ とは百も承知の上で、私たちだけはせめて元気に、明日への夢をつなぎ、 大いに活力あふれる活動を展開していきたいと決意しております。

 軸となるのは「宇宙の学校」です。「宇宙の学校」については、KU-MA のホームページにどんなものかを丁寧に説明してありますので、ぜひとも ご覧ください。

 http://www.ku-ma.or.jp/spaceschool/spaceschoolindex.html

 KU-MA会員のみなさんが全国の津々浦々で「宇宙の学校」の実施に一役 買っていただければ、必ず地域及びその家庭を大いに変革する力になるこ と請け合いです。すでにいくつかの街でそのことが力強く実証されていま す。KU-MA本部とご連絡の上、あなたの街でどのようにアプローチして展 開するか、話し合いましょう。

 現在日本では、「教育」を旗印にしてさまざまな催しが行われており、 嬉しい限りですが、「宇宙の学校」は、そのような催しを一回こっきりの イベントに終わらせないための魅力あふれる取り組みです。他の青少年育 成組織とも連携して、大きな子どもたちのためのスクラムを作り上げる年 にしたいものです。

 さて、今年は、ガリレオ・ガリレイが天体望遠鏡を人類史上初めて夜空 に向けた1609年から400年の記念すべき年として、「世界天文年」と名づ けられました。その他にも、アポロ11号の月面着陸40周年とかいろいろあ って、ちょっと幼稚な記事になっていますが、『毎日小学生新聞』に私の 連載の一環として今年の宇宙にとっての意味を書きましたので、ご興味を お持ちの方はどうぞ。

 http://mainichi.jp/life/edu/maishou/ginga/news/20090101kei00s00s010000c.html

 http://mainichi.jp/life/edu/maishou/ginga/news/20090101kei00s00s011000c.html

 1月21日には、H-2Aロケットが種子島宇宙センターから温室効果ガス観 測技術衛星「いぶき」(GOSAT)を軌道に運びます。ピギーバック衛星と して運ばれる小型衛星も注目です。2月12日には、若田光一飛行士が3度目 のシャトルフライトに出発です。今回は、国際宇宙ステーションに到着し てすぐ、大型太陽電池パドルを組み付ける「100 mダッシュのような」 (若田談)厳しい仕事があり、地球帰還の直前に、日本の宇宙実験室「き ぼう」の船外プラットフォーム等の取り付けという、これまた100 mダッ シュのような作業があるので大変ですが、3ヵ月という長期滞在(日本人 初)なので、いろいろな意味で宇宙を堪能してきてほしいものですね。今 年の暮れには、ソユーズに野口聡一飛行士が搭乗して2度目の飛行です。 こちらは実に6か月の長きにわたって国際宇宙ステーションで生活します。 これも楽しみですね。

 2月には、あの小惑星探査機「はやぶさ」のイオンエンジンが再始動し て、いよいよ地球への帰還軌道に乗ります。地球までは辿り着くでしょう が、あの満身創痍の探査機が果たしてカプセルの大気圏再突入という難題 を果たしうるかどうか、微妙なところです。再びスリル溢れる「はやぶさ」 の冒険をお楽しみください。「はやぶさ」の地球帰還予定は2010年6月で す。

 世界中の人々に感動を与えた日本の月探査機「かぐや」は、ミッション 最終年を迎えます。主として磁場観測のために、軌道高度を100 km から 50 kmまで下げて観測を仕上げ、今年中には、月面のこちら側に制御落 下させることになりそうですね。

 来年の山崎直子飛行士のシャトル飛行、古川聡飛行士のソユーズ飛行、 日本の金星探査機PLANET-C打上げも話題になりながら、宇宙は今年は賑や かな1年になりそうです。まずは、1月21日のH-2Aで幸先のいい門出と行き たいものです。

(YM)

■ワンダフル宇宙(27) 2009年1月7日

 皆既日食における「木もれ日キャンペーン」

 今年7月22日には、日本にとっては46年ぶりの皆既日食がやってきます。 日本の南の方は、太陽の本体が月の本影にすっかり隠されて、まわりのコ ロナや太陽表面から吹き出る赤いプロミネンスなどだけが見える状態にな ります。「日本の南」と言っているのは、小笠原沖、奄美大島北部、トカ ラ列島、屋久島、種子島南部などです。海外では、インド、ネパール、バ ングラディシュ、ブータン、ミャンマー、中国等で皆既日食を楽しむこと ができます。国立天文台のホームページに、大変立派な解説がされていま す。ぜひご覧ください。

 http://www.nao.ac.jp/phenomena/20090722/index.html

 さて、皆既日食を見ることのできる上記の地域以外では、部分的に太陽 が欠けます。正確には、月がその欠けた部分に入り込んでいるわけですね。 日食の欠ける深さは「食分」という数値で表します。食分0.1とは、太陽 の直径の10%まで太陽面上に月が入り込み、太陽が欠けることを意味しま す。今回の日食では、たとえば札幌では食分が0.506(11時10分18秒)で すから約半分欠けることになります。それが、東京では0.749(11時12分 58秒)と約4分の3まで月が入り込みますし、福岡で0.897(10時56分5秒)、 那覇で0.917(10時54分7秒)と、それぞれ約90%まで月が入り込む深い部 分日食となります。参考までに言えば、仙台0.657(11時12分52秒)、京 都0.809(11時5分52秒)です。

 ところで、ピンホールカメラの仕組みを利用すると、太陽を直接見なく ても、欠けた太陽像を地面などに投影して観察することができます。ただ し、気の利いたやり方は、部分日食中に地面に映る木もれを観察すること です。木もれ日は、ピンホールカメラと同じ原理で映し出されるので、光 源の形がそのまま地面に映ります。ということは、日本各地でいろいろな 形の欠けた太陽が映し出されていることになるわけです。KU-MAは、JAXA 宇宙教育センター、日本宇宙少年団と協力して、この木もれ日を撮影する 全国キャンペーンを展開しようと考えています。今年の7月以前に、みな さんの地域で木もれ日の綺麗に現れる場所を探しておいて、日食当日にそ こで欠けた太陽の姿を映している木漏れ日をカメラで撮影して、さまざま な形の部分日食を一堂に集めませんか。いずれ本格的に発表しますので、 お楽しみに。上の国立天文台のホームページには、以前の日食の際の木も れ日写真の見事な例が掲載されていますので、クリックして見ておいてく ださい。イメージが膨らみますよ。

 次に日本で見られる太陽のビッグイベントは、2012年5月21日の金環日 食、その次は、2030年6月1日の金環日食です。これは、太陽の中心が少し 小さめの月で隠され、太陽の周りだけが見えてリングのようになるので、 「金環」と呼ばれているのです。金環食ではなく、太陽表面がすっかり隠 される皆既日食を日本で見ることのできるのは、次回は2035年9月2日だそ うですから、今回見ておかないと・・・。

■宇宙茫茫ヘッドライン

【090105-01】 中国、静止気象衛星風雲2号Eの打上げ成功
【090105-02】 ロシア、バイコヌールからProton Mにより3基のGlonassの打上げ成功
【090105-03】 ISSで船外活動実施…プラズマのプローブの設置等を行う
【090105-04】 NASA、ISSへの物資輸送手段をSpaceXとOrbital Sciencesから調達
【090105-05】 ILS、2009年第1四半期にEutelsatの衛星W2Aを打ち上げ
【090105-06】 SS/L、Intelsat 17の製造契約を最終的にセット
【090105-07】 Telespazio、トルコの地球観測衛星Goktorkの主契約者に
【090105-08】 NASA、Columbiaの最後の瞬間の詳細状況分析に基づく安全提言を公表
【090105-09】 Alliant Techsystems、Orbital Sciencesに固体ロケットモータ供給
【090105-10】 ロシア、1月29日に太陽観測衛星Coronas-Photonの打上げを予定
【090105-11】 インド、2012年〜2015年に月面ローバ・火星探査・有人飛行を計画
【090105-12】 米空軍の次期通信ネットワークの仕様変更・・・業者選定2年先延ばし
【090105-13】 NASA、南極大陸の氷結湖でのマッピングロボットの試験成功
【090105-14】 Space Adventures、民間人のISS短期訪問の料金値上げ
【090105-15】 JAXAのウェブサイト内の注目記事へのリンク

【090105-01】
中国、静止気象衛星風雲2号Eの打上げ成功

 12月23日、中国は四川省の西昌衛星発射センタから長征3号Aにより、中 国としては3基目となる実用静止気象衛星風雲2号Eの打上げを行い、所期 の静止トランスファ軌道への投入に成功した。

 風雲2号Eは中國航太科技集團の上海航太技術研究院製で質量1,390kg、 東経105度に静止の予定で、2004年10月に打ち上げられ現在東経105度にあ る風雲2号Cと交替することになる。

 今回の打上げは、2008年の中国からの11回目の打上げで、昨年を上回っ て中国としての年間打上げ回数の新記録となった。なお、この回数は同年 の米国の使い捨てロケットの打上げ回数10を上回っている。

 http://www.spaceflightnow.com/news/n0812/23china/

【090105-02】
ロシア、バイコヌールからProton Mにより3基のGlonassの打上げ成功

 12月25日、ロシアはバイコヌールからProton Mにより、測位衛星システ ムGLONASSを構成する3基のGlonassの打上げを行い、所期の軌道への投入 に成功した。

 9月25日に続く打上げ成功で、軌道上のGlonassは22基になった。但しそ のうちの2基はメンテナンス中で、更に1基は任務を終えようとしているの で、実運用に供されている数はロシアの国内をカバーするのに必要な18基 を僅かに上回っている状況である。

 今回の打上げは、2008年のロシアからの27回目の打上げで、昨年の26回 を上回ってロシアとしての年間打上げ回数の新記録となった。なお、ロシ アでは2009年には打上げ回数が39回になるとしている。

 http://en.rian.ru/russia/20081225/119169033.html

【090105-03】
ISSで船外活動実施…プラズマのプローブの設置等を行う

 12月23日、ISSに滞在中のMike FinckeとYury Lonchakovは、Pirsドッキ ング装置から船外に出て、5時間38分に及ぶ船外活動を行った。

 今回の船外活動では、Pirsドッキング装置にプラズマを計測する装置 Langmuir Proveを取り付けた他、船外に設置してある実験装置Bioriskの 回収及び新しい実験装置の取り付けを行った。

 Langmuir Proveの取り付けは、2007年10月と2008年4月のISSからのSoyuz 宇宙船の地球への帰還時の飛行経路が弾道再突入となったことの原因究明 結果の確認を目的としている。

 弾道再突入になったのは、帰還用のカプセルと推進モジュールの分離が 正常に行われなかったことが原因で、それは5本の爆発ボルトの中の1本が 作動せず切断されなかったためとされ(関連記事:【080526-07】)、爆発 ボルトが作動しなかったのはISSにドッキング中にSoyuzの周辺に発生した プラズマの影響を受けたためとされていることから、その推論が正しいこ とを確認しようというもの。

 新しく取り付けたのはExpose-RとImpulseと称される2つの実験装置であ るが、取り付け後の確認段階で、Expose-Rからの信号が地上の管制センタ で受けられなかったことから、取り外して船内に収容し、地上に持ち帰る こととされた。

 http://www.nasa.gov/mission_pages/station/expeditions/expedition18/eva21.html

【090105-04】
NASA、ISSへの物資輸送手段をSpaceXとOrbital Sciencesから調達

 12月23日、NASAはISSへの民間輸送手段(Commercial Resupply Services :CRS)の調達に関する業者選定の結果を明らかにした。

 この契約獲得にはPlanetSpace、Space Exploration Technologies (Spa- ceX)、Orbital Sciences Corp.(OSC)の3社が名乗りを上げていたが、Pla- netSpaceが落ち、SpaceXとOSCが受注することになった。

 契約期間は2009年1月1日から2016年12月31日までで、この間にSpaceXは 12回、OSCは8回の打上げで最低20トンの物資をISSに運ぶことが求められ ている。

 契約額はSpaceXが約16億ドル、OSCが約19億ドルとされているが、いず れも追加打上げを行うことで、最大約31億ドルまで膨らむ可能性を含んで いる。

 なお、両社とも打上げ手段については現在NASAのCommercial Orbital Transportation Services (COTS)プログラムの下で開発中で、SpaceXのロ ケットFalcon 9とカプセルDragonの組み合わせの初飛行は2010年12月に、 OSCのロケットTaurus IIと宇宙船Cygnusの組み合わせの初飛行は2011年10 月に予定されている。

 なお、PlanetSpaceのチームにはこれまでのロケット大手のAlliant Te- chsystems(ATK)、Lockheed Martin、Boeingの3社が加わっており、今回の NASAの決定に対して異議を申し立てる可能性もあるとの報道もある。

 http://www.nasa.gov/home/hqnews/2008/dec/HQ_C08-069_ISS_Resupply.html

【090105-05】
ILS、2009年第1四半期にEutelsatの衛星W2Aを打ち上げ

 12月23日、International Launch Services (ILS)とEutelsat Communi- cations S.A.は、Eutelsatの衛星W2Aの打上げを2009年の第1四半期にPro- ton Breeze Mで行うことに合意したことを明らかにした。

 Eutelsatは2007年に同社のWシリーズの衛星を1基Proton Breeze Mで打 ち上げる契約をILSと交わしており、打ち上げる衛星をW2Aとすることを2 008年11月に明らかにしていたもの。

 W2AはThales Alenia SpaceのSpacebus 4000 C4をベースとした衛星で、 質量は5.7トンとされている。

 この打上げは、ILSとして50回目のProtonによる打上げで、2009年の最 初の打上げとなる。

 http://www.ilslaunch.com/news-12230

【090105-06】
SS/L、Intelsat 17の製造契約を最終的にセット

 12月31日、Space Systems/Loral (SS/L)はIntelsatとの間で詰めを行っ てきた新しい衛星の製造契約を最終的にセットしたことを明らかにした。

 SS/L 1300プラットフォームをベースとしたIntelsat 17を製造するもの で、打上げは2010年の予定で、東経66度に打ち上げられ、Intelsat 704の 後継機となる予定とされている。

 この衛星はSS/LがIntelsatに納める45基目の衛星となる。

 http://investor.loral.com/releasedetail.cfm?ReleaseID=357228

【090105-07】
Telespazio、トルコの地球観測衛星Goktorkの主契約者に

 12月19日、Telespazioは、トルコ国防省が行った入札で、地球観測衛星 Goktorkの受注に成功したことを明らかにした。

 共にイタリアのFinmeccanicaとフランスのThales合弁企業であるTele- spazioが主契約者となりThales Alenia Spaceが副契約者となる体制での 受注である。

 Goktorkは、高解像度の光学センサを搭載した衛星で、契約の範囲には トルコでの衛星の組立試験センタの建設及び衛星に関連した全ての地上施 設の建設が含まれており、契約額は2億5,000万ユーロとされている。

(「Goktork」は、原文では「o」の上に「¨」がついています)

http://www.telespazio.it/news2008_36.htm

【090105-08】
NASA、Columbiaの最後の瞬間の詳細状況分析に基づく安全提言を公表

 12月30日、NASAは2003年2月1日のスペースシャトルColumbiaの事故の際 に搭乗していた7人のクルーの行動及び命を失うまでの状況を詳細に分析 した結果を公表し、内容について説明、質疑応答を行う電話会議を開催し た。

 事故調査委員会(Columbia Accident Investigation Board:CAIB)の要 請により、特別に設けられたSpacecraft Crew Survival Integrated In- vestigation Teamの詳細な調査結果をまとめた400ページにもなる報告書 “Columbia Crew Survival Investigation Report”を公表したもので、 電話会議には前のスペースシャトルのプログラムマネージャWayne Hale等 が出席しており、この会議の発言録も公開されている。

 報告書では、事故発生後の詳細な状況が再現されており、その分析結果 から、今後の有人飛行でのクルーの安全確保に繋がる30件の提言が導かれ ている。

 30件の提言の内容は、クルーの訓練、緊急時の対応手順、座席(身体固 定方法)、個人用の安全確保のための機器、宇宙船の設計手法といった広 い範囲に及んでいる。NASAでは、既に次期の有人飛行システムではこの提 言の幾つかをを取り入れているとしている。

 http://www.nasa.gov/home/hqnews/2008/dec/HQ_M08269_Crew_Safety.html

【090105-09】
Alliant Techsystems、Orbital Sciencesに固体ロケットモータ供給

 12月22日、Alliant Techsystems(ATK)は、Orbital Sciences Corpora- tionとの間で、Orion 固体ロケットモータの継続的供給に関する契約を締 結したことを明らかにした。

 これまでの契約の継続の形で、2011年までの間に、少なくとも9セット のOrionモータをOrbital Sciencesの種々のロケット用に供給するもので、 契約額は4,900万ドルとされている。(各セットは少なくとも3段目までの 異なる大きさ…直径は965〜1,270mm、長さは1.22〜10.06m…のモータから 成る。)

 対象とするロケットはGround-based Midcourse Defenseプログラムでの Orbital Boost Vehicle並びにMinotaur、Pegasus及びTaurusの衛星打上げ ロケットである。

 Orion固体ロケットモータは、1990年にATKがOrbital Sciencesの空中発 射の打上げロケットPegasus用に開発したものであるが、その後各種のプ ログラムで用いられている。

 http://atk.mediaroom.com/index.php?s=118&item=881

【090105-10】
ロシア、1月29日に太陽観測衛星Coronas-Photonの打上げを予定

 12月15日に、ロシア連邦宇宙庁が明らかにしたところによると、ロシア は2009年1月29日にプレセツクから、太陽と地球の関わり合いを調べる衛 星Coronas-Photonの打上げを予定しており、この日、衛星が射場に運び込 まれた。

 この衛星は、ロシアが進めている地球周回の軌道上から太陽を観測する Coronasプログラムの3基目の衛星であり、且つ、国際的な探査プログラム であるInternational Living with a Star (ILWS)プログラムにも組み込 まれている。衛星の質量は1.9トンで、高度500km、軌道傾斜82.5度の円軌 道に投入される予定。

 ロシアのCoronasプログラムでは、1994年にCoronas-Iを、2001年にCo- ronas-Fを打ち上げている。

 http://en.rian.ru/russia/20081215/118866860.html

【090105-11】
インド、2012年〜2015年に月面ローバ・火星探査・有人飛行を計画

 12月24日、インド宇宙研究機関(ISRO)のNair総裁は、今後のインドの月、 火星ミッション及び有人宇宙飛行計画について次の様に語った。

 月面ローバを送り込むChadrayaan-IIを2012年に打ち上げる準備が進ん でいる。この月面ローバの開発はロシアと共同で行う計画である。

 2013年には火星に向けて探査機を打ち上げる計画で、2009年には概念検 討を終える予定である。

 有人宇宙飛行に関しては、バンガロールに宇宙飛行士の訓練センタを設 け、200人の宇宙飛行士候補者を選び、訓練を行っている。今後、4人に絞 り込んで訓練を続け、2015年には2人を宇宙に送り出す計画である。なお、 有人カプセルの回収はパラシュートにより海上で行う計画で、このための 実験を既に2007年1月に成功裏に実施している。

 また、独自の有人宇宙飛行に先駆けて2013年には、インド人宇宙飛行士 のロシアの宇宙船での飛行を予定している。

 http://www.hindu.com/2008/12/25/stories/2008122560751100.htm

【090105-12】
米空軍の次期通信ネットワークの仕様変更・・・業者選定2年先延ばし

 12月23日、米国防総省は、米空軍が2015年までに導入を計画している新 しい通信ネットワークTransformational Satellite Communications Sys- tem(TSAT)の業者選定を先送りし、改めてスケールダウンした構想に沿 ったガイドラインを示した上で、新たな提案要請(RFP)を発行するとして いる。

 総額200億ドルに上ると見られている当初の構想に沿った契約の獲得に は、BoeingとLockheed Martinが名乗りを上げており、7月末にはプロポー ザルを提出済みで、11月までに行われるとされていた業者選定を待ってい た状態であったが、10月頃から遅れが取り沙汰されていた。

 今回の決定で、業者選定は2010年の第4四半期に行われることとなり、 2015年とされていた導入時期は2019年までずれ込むとされている。

 http://finance.yahoo.com/news/Pentagon-to-redo-apf-13906600.html

【090105-13】
NASA、南極大陸の氷結湖でのマッピングロボットの試験成功

 12月25日、NASAは準備から含めて約1ヶ月間に亘って行ってきた、南極 大陸における氷の下を自律走行するロボット探査機の試験を無事終了した ことを明らかにした。

 NASAのAstrobiology Science and Technology for Exploring Planets Programの下で開発されている氷の下で3次元のマッピングを行うことを目 的としたENDURANCE (Environmentally Non-Disturbing Under-ice Robotic ANtarctic Explorer)の2008年2月の米国ウィスコンシン州の氷結した湖で の試験に続く2回目の試験であった。

 今回の試験は南極大陸の約5mの厚さの氷に覆われている4km×1.6kmの 大きさで深さ約40mのLake Bonnyで行われたもので、ロボットは正常に作 動し、氷の下の状況についての新たな知見も得られている。

 このロボットが目指しているのは、木星の衛星Europaの氷の海の底をマ ッピングすることとされている。

 http://www.chicagotribune.com/news/local/chi-ice-robot-25-dec25,0,3764288.story

【090105-14】
Space Adventures、民間人のISS短期訪問の料金値上げ

 12月31日、米国のSpace Adventuresは、ロシアのSoyuz宇宙船によるISS への短期訪問飛行の価格を引き上げると共に、船外活動を伴う場合の価格 を明らかにした。

 ISSの長期滞在クルーの入れ替わりの際のSoyuz宇宙船の空席を斡旋する ISS短期訪問飛行の価格は、これまでの3,000万ドルから、3,500万ドル〜 4,500万ドルに引き上げられ、船外活動を伴う場合には、更に1,000万ドル の上乗せが必要としている。

 http://en.rian.ru/world/20081231/119293573.html

【090105-15】
JAXAのウェブサイト内の注目記事へのリンク

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50mオルソモザイクプロダクトのアジア、オセアニア地域を公開
12/22
東北大・河北新報社・JAXA共催イベント
「そらからの贈り物」を開催しました
12/22
平成20年12月理事長定例記者会見
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ISS・きぼうウィークリーニュース第324号
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H-IIBロケット試験機用LE-7Aエンジン領収燃焼試験期間再延長について
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ISASニュース2008年11月号
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超高速インターネット衛星「きずな」(WINDS)によるE-Mail伝送実験
「宇宙から、メリークリスマス」実施結果について
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宇宙科学の最前線:「すざく」が追う謎の「暗黒加速器」の正体
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宇宙・夢・人:第53回息子を宇宙でわくわくさせたい
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「きぼう」日本実験棟船外実験プラットフォーム第2期利用
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宇宙連詩:第18詩を5行詩で公募
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グリーンランド西部の融ける氷床(その2)
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