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メールマガジン「週刊KU-MA」 第79号          [2010.1.13]


■目次

(1)ワンダフル宇宙
     「今年を歴史に残る転換の年に」

(2)宇宙関連ニュース「宇宙茫茫」

■ワンダフル宇宙

今年を歴史に残る転換の年に

 小咄を一つ。世はハイテクばやり。犯罪もハイテクになっていきます。 ところで日本のハイテクは江戸時代からあったという話を御存知ですか?  それは銭湯で始まったのだそうです。湯屋に出かけるときに、自分の一 番粗末な下駄を履いていって、帰りにその湯屋の一番素敵な下駄を履いて 帰るという犯罪なんだそうで、つまり「履いてく(ハイテク)犯罪」。失 礼しました。若手落語家のホープ・柳家三三のネタです。

 ハイテク、ローテクという言葉を軸にして日本の科学技術を考えて行く ということに拘泥すると、日本の進むべき方向性が見えてこないような気 がするこの頃ですね。もう少し戦後の世界政治の中での私たちの国の自主 性のなさを見つめることから始めることが大切ではないかと思います。19 55年から40年弱に渡って日本の政治体制に君臨した55年体制。60年安保、 70年安保に向き合った世代の心の中は、その真っ只中にいた私などは、骨 の髄まで感じ取れるような気がします。すでに私が高校生の時代に、勤務 評定反対闘争の動きは、広島の学園まで席巻していました。

 1989年にベルリンの壁が破壊され、1991年にソ連邦が崩壊して、冷戦は 終焉を迎えました。そして、この日本は冷戦後にどこか袋小路に迷い込ん だかのような政治状況が続いていますね。自民党の単独政権は1993年の宮 沢内閣を最後にして、二度と現れていません。そして足元の不安定な日本 の政権が、クリントン大統領の「年次改革要望書」に始まるアメリカの一 連の動きに忠実に従いながら、ふわふわと頼りない流され方をしているの を、宇宙の現場から見つめてきました。

 歴代政府が声高に叫ぶ「改革」の虚しさは、行政改革・郵政改革に象徴 される混乱の根源となり、日本はまるでどこへ向かって進んでいるのか、 全く政治によっては指示されない時代がやってきました。「われわれはい ずこより来たりて、いずこへ行くのか」というのは、ユダヤの経典からゴ ーギャンが引用し、有名になりましたが、このわれわれの列島の民には、 今こそこの問いかけを真剣に議論すべき時期がやってきたのではないでし ょうか。

 私はそのための実践的な課題の先頭に、「教育」を掲げたい。とりわけ 小さい子が宝です。小学生と気合を入れて雑談してご覧なさい。われわれ 大人とは全く感覚の異なる世代が育ちつつあります。その子たちに、現在 の大人の時代に築いてきた最も貴重な「心の髄」を伝え、そして新しい時 代を担ってほしいと望んでいます。とりわけこの日本が活躍できる時代だ という強い予感と願望を持つ人間同士が、大同団結すべき時です。今年は そのような「子どもの心に全国規模で火が付いてきた」と思えるような運 動を展開したいものです。

(YM)

■宇宙茫茫ヘッドライン

【100111-01】ISSでの野口宇宙飛行士
【100111-02】STS-130ミッションのEndeavour、射点での整備作業に入る
【100111-03】CNESのPARASOL、A-Trainを離れる
【100111-04】米空軍、ULAとの間でWGS-4の打上げをDelta IVで行う契約を締結
【100111-05】EC、Galileoシステムの本格調達の第1期契約を締結
【100111-06】NASA、シャトルプログラムの終了記念エンブレムの候補15件を発表
【100111-07】SpaceX、Falcon 9の2段推進系の領収燃焼試験終了
【100111-08】NASA、中高生からのドロップタワー実験提案の選定結果公表
【100111-09】Boeing、防衛・宇宙関係のビジネスユニットの名称を変更
【100111-10】Northrop Grumman、2011年夏までに本社をワシントンDCに移転
【100111-11】インド、有人打上げを可能とする新射点の建設を計画
【100111-12】ベトナム首相、Vinasat-2を2012年に打ち上げる計画に同意
【100111-13】JAXA、シンポジウムで「はやぶさ」の後継機構想を発表
【100111-14】NASTAR Center、“Scientist-Astronaut”の訓練を開始
【100111-15】Interorbital Systems、トンガに射場を建設し年内にも打上げを計画
【100111-16】JAXAのウェブサイト内の注目記事へのリンク

【100111-01】
ISSでの野口宇宙飛行士

 1月4日、ISSから野口宇宙飛行士の新年の挨拶及び、日本の伝統的な新 年の行事として、羽根突き、百人一首の朗読、書初めを行っている映像が 送られてきた。

 4日には初仕事として、“文化/人文社会科学利用パイロットミッション” の一つである年末から開始された「宇宙庭」の水やりを行った。

 翌5日には、「きぼう」のロボットアームの先端に取り付ける子アーム の組立を行い、6日にはその子アームを船内実験室から外へ出すための準 備として、船内実験室の端にあるエアロック(二重扉の構造物)の中に設置 した。

 7日にはJAXA広報イベントとして、古川宇宙飛行士の進行により、首相 官邸の鳩山首相、川端文部科学相及び茅ヶ崎市立浜須賀小学校の児童等と の交信を行った。

 http://iss.jaxa.jp/iss/jaxa_exp/noguchi/news/index.html

【100111-02】
STS-130ミッションのEndeavour、射点での整備作業に入る

 1月6日、NASAはスペースシャトルEndeavourを組立棟から射点に移動した。

 EndeavourによるISSへのSTS-130ミッションの打上げターゲット日時は 2月7日の米国東部標準時04:39とされており、ターミナルカウントダウン を模擬する発射リハーサルは1月19日から21日に行われる予定となってい る。なお、このミッションはスペースシャトルとして最後の暗い中での打 上げとなる。

 http://www.nasa.gov/home/hqnews/2010/jan/HQ_M10-002_STS-130_TCDT.html

 このミッションでは第3結合部“Tranquility”を運んで取り付けること になっているが、1月8日にTranquilityの試験中に冷却用のアンモニアの 配管が限界以下の圧力(通常の作動圧以上ではある)で破裂するという不具 合が発生した。

 不具合が起こった配管は、Tranquilityの結合場所が当初予定の第1結合 部“Unity”の地球を向いたポートから左に向いたポートに変更になった ために生じた取り付け部分での配管のオフセットをカバーするために後か ら取り付けられたものであった。

 NASAでは、1月12日にこの問題にどの様に対処するかを検討する会議を 持つこととしているが、打上げ前に交換となると打上げ延期の可能性が高 いのでそれは避けて、そのまま打ち上げて、後続ミッションで交換用部品 を持って行って交換してから運用に入るという可能性が高いとされている。

 http://www.spaceflightnow.com/shuttle/sts130/100108ammonia/

【100111-03】
CNESのPARASOL、A-Trainを離れる

 1月4日、NASAは“A-Train”と称する衛星群の中の1つの衛星PARASOL(Po- larization & Anisotropy of Reflectances for Atmospheric Sciences Coupled with Observations from a Lidar)が、12月の初めにA-Trainの軌 道から外れたことを明らかにした。

 PARASOLを打ち上げたフランス国立宇宙研究センタ(CNES)が12月2日にコ マンドを送り、3.9km低い軌道へ移したもの。

 A-Trainは高度705km、軌道傾斜98度の同一の極軌道上に近接してそれぞ れ異なった機能を持った5基の衛星を配置して地球大気をあらゆる角度か ら観測しようというプロジェクトである。 PARASOLは、今後は段々とA- Trainから離れ、2012年末には完全にA-Trainの近傍には居なくなる。

 PARASOLは2004年12月に打ち上げられたもので、当初予定の運用期間は 2年間であったが、5年に亘って観測を続けていた。今後、この衛星の役割 は2010年に打ち上げられるGloryに引き継がれることとなる。Gloryの打上 げ後、長期に亘って、PARASOLとのクロスキャリブレーションが予定され ており、記録としての連続性の確保が図られる。

 http://www.nasa.gov/mission_pages/hurricanes/features/parasol.html

【100111-04】
米空軍、ULAとの間でWGS-4の打上げをDelta IVで行う契約を締結

 1月4日、米空軍のSpace and Missile Systems Centerは、United Lau- nch Alliance(ULA)との間の衛星打上げ契約を変更して、米軍の新しい高 性能な通信手段の一角を担う Wideband Global SATCOM-4 (WGS-4)の打上 げを追加したことを明らかにした。

 打上げはDelta IVにより2011年12月から2012年2月の間に行われる予定 とされている。なお、ULAでは2009年12月に同じくDelta IVでWGS-3の打上 げに成功している。

 打上げに用いられるDelta IVの構成は前回と同じ“Delta IV Medium+ (5,4)”という構成で、Pratt & Whitney Rocketdyne(PWR)のRS-68液体エ ンジンを1基装備したコアにAllant TechsystemsのGEM 60固体ロケットモ ータを4基取り付けた1段と、直径5mでPWRのRL10B-2エンジンを1基装備し た2段及び直径5mの衛星フェアリングからなる。

 http://www.prnewswire.com/news-releases/us-air-force-awards-united-launch-alliance-wgs-4-satellite-launch-80626012.html

【100111-05】(関連記事:【091207-10】) EC、Galileoシステムの本格調達の第1期契約を締結

 1月7日、欧州委員会(EC)は、欧州の新しい測位衛星システムであるGa- lileoシステムの契約の内、システムサポート、衛星製造、打上げサービ スについて業者を決定し、契約締結の運びとなったことを明らかにした。 この他に、地上ミッション部門、地上管制部門、運用の3部門での契約が 予定されているが、これらの契約時期は2010年の中頃になる。

 なお、今回の契約の対象となった衛星の数は14基、打上げサービスは衛 星10基分となっており、残りは改めて競争により業者が決定されることと なっている。(衛星に関しては8基をOHBに発注することとしたとの報道も あったが、14基の発注となっている。)

 今回は、システムサポートを8,500万ユーロでThales Alenia Spaceと、 衛星14基の製造を5億6,600万ユーロでドイツのOHB Systems AG傘下のOHB Technologyと、衛星2基ずつ5回のSoyuzによる打上げを3億9,700万ユーロ でArianespaceと契約する。

 全体で最大32基となる衛星の調達に関しては、今後、ダブルソースの形 を保ちながら、OHB Technology及びAstrium Satellitesの2社を代表とす る企業連合に競わせるとしている。

 今回の契約の下での初打上げは2012年10月に予定されており、2014年の 初期には測位衛星システムの運用に入ることができると見られている。

 http://europa.eu/rapid/pressReleasesAction.do?reference=IP/10/7&format=
 HTML&aged=0&language=EN&guiLanguage=en


【100111-06】 NASA、シャトルプログラムの終了記念エンブレムの候補15件を発表

 1月4日、NASAは2010年に迎えるスペースシャトルプログラムの終了を前 にして、2009年10月から12月のかけて、現在及び過去のシャトル関係のNA SA職員と企業の従業員を対象として公募していた記念エンブレムのデザイ ンの絞り込み結果を明らかにした。

 85件の応募の中から15件に絞り込んだもので、1月11日から29日までウ ェブサイト上での投票を受け付け、その得票も考慮に入れて最終選定を行 い、2月には選定結果を明らかにするとしている。

 http://www.collectspace.com/news/news-010410a.html

【100111-07】(関連記事:【091012-10】【091026-08】)
SpaceX、Falcon 9の2段推進系の領収燃焼試験終了

 1月4日、Space Exploration Technologies (SpaceX)は、同社が開発し ている大型の打上げロケットFalcon 9の推進系の最後の試験となる2段推 進系のフルデュレーションの燃焼試験を1月2日に無事終了したことを明ら かにした。

 エンジンはケロシンを燃料としているMerlinエンジンで、試験はテキサ ス州の同社の試験場で行われたもので、打上げ時と同じ329秒の燃焼を行 った。

 2段は今後速やかにケープカナベラルの射場に送られ、初打上げに向け ての準備が本格化する。

 SpaceXでは、Falcon 9の初打上げの日として射場の予約を2月9日に取っ ているが、同社の幹部は2月中の打上げは無いであろうとの発言をしてい る。

 http://www.spaceflightnow.com/news/n1001/05falcon9/

【100111-08】
NASA、中高生からのドロップタワー実験提案の選定結果公表

 1月8日、NASAは2009年9月から11月にかけて中高生を対象として募集し ていた自由落下によって短時間の微小重力状態を作り出すドロップタワー での実験計画の選考結果を明らかにした。

 高校生を対象とした“Dropping In a Microgravity Environment”(DIME) と称するプログラムと6〜9年次を対象とした“What If No Gravity?”(WING) と称するプログラムで、DIMEは最優秀チームとしての4チームの他に8チー ムが選ばれ、WINDの方は、ランクの違いは無く18チームが選ばれた。

 DIMEのトップ4チームは、2010年4月に実際にNASAのグレン研究センタ(GRC) での2.2秒間のドロップタワーを使用した実験を行うことができ、来所の ための旅費が支給され、GRCの施設見学の機会と、NASAの専門家による実 験結果のレビューも提供される。

 他のチームは製作した実験装置をGRCへ送り、NASAのスタッフに実験を 行って貰って結果を入手することができる。

 http://www.nasa.gov/home/hqnews/2010/jan/HQ_10-009_DIME_WING.html

【100111-09】
Boeing、防衛・宇宙関係のビジネスユニットの名称を変更

 1月7日、Boeing Companyは防衛・宇宙関係のビジネスユニットの名称の 変更と防衛関係の2つのディビジョンの統合を行うことを明らかにした。

 ユニット名の変更は、これまで“Integrated Defense Systems”と呼ば れていたユニットを“Boeing Defense, Space & Security”に変更するも ので、ユニットの構成は、従来と変わらず、Boeing Military Aircraft (BMA)、Network and Space Systems (N&SS)及びGlobal Services & Su- pport (GS&S)の3部門となっている。但し、N&SSの中の防衛関係の2つのデ ィビジョンが統合されている。

 今回の変更に併せてマネージメントの変更も行われており、これまでの 防衛・宇宙に関する受注は確保しながら、世界的に広がっている新たな防 衛及び安全保障に関連するニーズに応えて受注を増やして行こうという意 思の表れだとしている。

 http://boeing.mediaroom.com/index.php?s=43&item=1024

【100111-10】
Northrop Grumman、2011年夏までに本社をワシントンDCに移転

 1月4日、Northrop Grumman Corporationは、本社機能をカリフォルニア 州センチュリーシティからワシントンDCに移す決定を下したことを明らか にした。

 現在移転先の候補地を当たっている状況で、2010年春までに移転先を決 定し、移転は2011年夏までに行うとしている。

 移転の理由としては、ワシントンDC近辺に多い重要な顧客(国の機関)へ の迅速な対応を可能にするためとしている。カリフォルニア州では、ここ のところ、企業がその本拠地を州外に移すという動きが続いており、No- rthrop Grummanはカリフォルニア州最後の航空宇宙大手と言われていた。

 同社では本社機能を移すことによる人員の移動は約300人で、主力の工 場はカリフォルニア州に存在し、約30,000人の雇用には問題ないとしてい る。

 なお、ロサンゼルスタイムズは、この発表は、これまで長年CEOを務め たサウスロサンゼルス育ちでUCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校) 出身のR.D.Sugarが、東の方のウェストバージニア州出身のW.G.Bushに交 替した最初の日にその新しいCEOによって行われたと報じている。

http://finance.yahoo.com/news/Northrop-Grumman-to-Move-prnews-1603417488.html?x=0&.v=1  http://finance.yahoo.com/news/Northrop-Grumman-to-Move-prnews-1603417488.html?x=0&.v=1

【100111-11】(関連記事:【090302-16】)
インド、有人打上げを可能とする新射点の建設を計画

 1月10日にインドのメディアが報じているところによると、インド宇宙 研究機関(ISRO)はスリハリコタのSatish Dhawan Space Centreに第3の射 点を建設する予定で、既に基本設計を終えているが、その仕様は、有人打 上げを可能とするもので、2015年に予定されている最初の有人打上げにタ イミングを合わせた計画となっている。

 また、スリハリコタのエリアに宇宙機が戻って来るための滑走路の設計 にも着手しているとされている。

 http://www.expressbuzz.com/edition/story.aspx?Title=ISRO+plans+special+launch+pad+at+Sriharikotta
 &artid=l4C6dRP7jKk=&SectionID=1ZkF/jmWuSA=&MainSectionID=fyV9T2jIa4A=&SectionName=
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【100111-12】
ベトナム首相、Vinasat-2を2012年に打ち上げる計画に同意

 1月4日、ベトナム政府はグエン・タン・ズン(Nguyen Tan Dung)首相が、 同国として2基目の静止通信衛星Vinasat-2を2012年に打ち上げる計画に基 本的に同意したことを明らかにした。

 ズン首相が、国営のVietnam Posts and Telecoms Groupに同衛星の開発 費負担を行う様に指示したことも明らかにされている。

 ベトナムは2008年4月にLockheed Martin製のVinasat-1をAriane 5によ って打ち上げており、これまでに能力の約70%での運用を確立しており、 2010年中には同衛星をフル稼働させる状況となっている。

 http://www.nasdaq.com/aspx/stock-market-news-story.aspx?storyid=201001040353dowjonesdjonline000064&title=vietnam-pm-approves-plan-to-launch-second-telecom-satellite-by-2012

【100111-13】
JAXA、シンポジウムで「はやぶさ」の後継機構想を発表

 1月7日、JAXAの相模原キャンパスで開かれた宇宙科学シンポジウムにお いて、小惑星探査機「はやぶさ」の後継機の計画案の概要が明らかにされ た。

 早ければ2014年に種子島からH-IIAで打ち上げ、「はやぶさ」が探査し た「イトカワ」と同様に軌道が地球と火星の間にあるが、有機物が多いと されている別タイプの小惑星「1999JU3」(直径約1km)に2018年6月に到達 して、衝突体を突入させ小さなクレーターを作って内部試料を採取し、20 20年に地球に帰還させ、試料の入ったカプセルをオーストラリアの砂漠に 落下させるとしている。

 探査機本体は姿勢制装置等の改良を施すが、ほぼ「はやぶさ」と同じ設 計で、衝突体は直径約20cm、質量10kg程度の円筒形で、小惑星の上空数百 メートルからゆっくり投下し本体から離れたところで爆発させ、蓋が変形 してできる金属塊を秒速2〜3kmの超高速で地表にぶつけて直径2〜7mのク レーターを作り、そこへ本体がタッチ・アンド・ゴーをして深い所の試料 を採取して持ち帰ることが考えられている。

 制作費は「はやぶさ」の127億円を若干上回る程度とされているが、最 初の打上げ機会である2014年を逃すと10年先となってしまうので、早期着 手に向けて予算確保の努力をしたいとしている。

 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100107-00000175-jij-soci

【100111-14】
NASTAR Center、“Scientist-Astronaut”の訓練を開始

 1月6日、米国フィラデルフィアのEnvironmental Tectonics Corporati- onは、12日と13日に同社が運営するNational Aerospace Training and Re- search Center (NASTAR Center)において、サブオービタル飛行中に科学 実験を行う“Scientist-Astronaut”の初めての訓練を行うことを明らか にした。

 同センタでは既に、観光目的でサブオービタル飛行を行う民間人向けの 訓練を行っているが、今回の訓練は、飛行中に科学者としての能力を発揮 して求められる実験等をこなすことができる様にするために特別に企画さ れた訓練で、企画にはSouthwest Research Institute(SwRI)の2人の博士 号を持った研究者が参画している。

 今回の2日間の訓練には、SwRI、ボストン大学、デンバー自然科学博物 館、ジョンズホプキンス大学応用科学研究所(APL)、セントラルフロリダ 大学、大学宇宙研究協会(USRA)の各機関から研究員合計13人が参加する。

 http://www.prnewswire.com/news-releases/environmental-tectonics-corporations-the-nastarr-center-commences-space-training-for-prospective-scientist-astronauts-80782467.html

【100111-15】
Interorbital Systems、トンガに射場を建設し年内にも打上げを計画

  1月8日、米国カリフォルニア州のモハーベに本拠を置くInterorbital Systems(IOS)の経営者Roderick Millironは、トンガ王国から、同国の南 の端にあるエウア島('Eua:英文綴りでは“'”付き)にロケット射場を建 設する許可を得たことを明らかにした。

 2010年末までには、“ISO NEPTUNE 30”と称する高度約300kmの軌道に 30kgのペイロードを打ち上げることができるロケットの打上げを行いたい としている。

 ISOは1996年にRoderick Millironとその妻Randaが設立した会社で、軌 道上観光が可能なロケットの提案も行っているが、一方で小型のペイロー ドを低価格で低軌道に打ち上げることを目指しており、小型の衛星のキッ トTubeSatを売り出している(関連記事:【090810-15】)。

 トンガから打ち上げるISO NEPTUNE 30は、“Common Propulsion Module” (CPM)と称するロケットを5本束ねた長さ9.6mで外周1.8mのロケットであり、 TubeSatを32基搭載することができる。

 同社では、モハーベ砂漠の私有地において、CPM単独の発射試験を2月に も開始し、9月までにはダミーのコアに4本のCPMを装備した形での打上げ を行いたいとしている。

 http://www.matangitonga.to/article/features/articles/20090108_tonga_rocket_google-lunar-xprize.shtml

【100111-16】
JAXAのウェブサイト内の注目記事へのリンク

    
1/4「きぼう」日本実験棟で芸術利用ミッション「宇宙庭」が開始されました
1/5Podcast新コンテンツ「JAXAスペースアカデミー〜1年宙組〜」12日より配信開始
1/6立川敬二JAXA理事長「2010年、日本の宇宙航空分野のさらなる発展をめざす」
1/6「はやぶさ」地球引力圏まであとわずか
1/6地球が見える:王朝の栄華をとどめるボロブドゥール遺跡
1/6第43回JAXAタウンミーティング開催報告
1/7第44回JAXAタウンミーティング開催報告
1/7第45回JAXAタウンミーティング開催報告
1/7超高速インターネット衛星「きずな」(WINDS)国際シンポジウム〜「きずな」で結ぶアジア太平洋〜の開催について
1/8設備等供用の平成22年度第1回定期募集(平成22年4月以降利用分)の受付開始
1/8平成22年度第1回「宇宙オープンラボ」共同研究の新規案件募集に応募される方はお急ぎください!
 イベント     
1/12GCOM PIワークショップ2010(東京国際交流館) [〜14日]
1/14平成21年度宇宙輸送シンポジウム (相模原キャンパス) [〜15日]
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