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メールマガジン「週刊KU-MA」 第84号          [2010.2.17]


■目次

(1)ワンダフル宇宙
     「宇宙古事記」

(2)宇宙関連ニュース「宇宙茫茫」

■ワンダフル宇宙

 宇宙古事記
 この1年間ぐらい、宇宙研究という視座から『古事記』を見たらどのよ うな見え方になるか、いろいろと模索している。従来の古事記の捉え方は、 大きく4つに分けられていたと思う。神話としての古事記、文学としての 古事記、神道の拠り所としての古事記、天皇制の拠り所としての古事記。

 時間を見つけては、本居宣長の『古事記伝』に目を通しているが、それ は古事記を文学として見る場合の古典だからである。宣長までは『日本書 紀』が古い日本を見る場合の基本文献になっていたのを、この宣長の書を 起点にして『古事記』が大いに見直されることになったようである。

 読めば読むほど、この『古事記伝』はおそるべき書という感じがするが、 それでも「これからの日本をどうすればいいのか?」という観点にしっか りと立って読もうとすると、おのずと新しい見方を付与できると思うので ある。宣長は、訓詁学的には申し分ない解釈を施しているのだろうが、私 の感想では、古事記の中に「ヤマト心」のアイデンティティを求めすぎて いるように見えるのだが……。

 太安万侶という人は、編纂を命じられてからわずか半年足らずの間に古 事記を完成させている。資料は十分に吟味し、今は失われてしまった多く の参考文献を目の前に積み上げ、稗田阿礼という若者の語りをもとに手早 くコーディネートしたものが古事記であろう。

 21世紀を迎えて、この列島や近隣のアジア諸国の古い時代の研究、少数 民族に残っている歌垣の世界まで関連させながら、古事記に反映されてい る歴史の古層までさかのぼってみようとする研究が精力的になされるよう になっているようである。文字のなかったこの列島の人々が、古事記のよ うなまとまった一書を編纂することは、さぞかし大変なことだったであろ う。それだけに、その扱いをもっと多面的なアプローチで大切に行わなけ ればならないと考えている。

 まだまだ秘かな進め方ながら、『宇宙古事記』に乞うご期待。

(YM)


■宇宙茫茫ヘッドライン

【100215-01】STS-130ミッション、ISSへのTranquility/Cupolaの設置完了
【100215-02】ULA、Atlas 5によるNASAの太陽観測衛星SDOの打上げに成功
【100215-03】ILS、Proton-MによるIntelsat 16の打上げに成功
【100215-04】NASAの火星ローバSpirit、動きを止め冬を迎える態勢に入る
【100215-05】STS-131ミッションDiscoveryの組立棟への移動、低温のための遅れ発生
【100215-06】JAXA、金星探査機PLANET-Cの打上げ計画等を公表
【100215-07】SpaceX、Falcon 9の構成要素の射場への搬入完了
【100215-08】ILS、ProtonでSES-3とKszsat-2を2基同時打上げ予定
【100215-09】Thales Alenia、仏伊の軍用通信衛星“Athena-Fidus”の製造・打上げを受注
【100215-10】ボリビア、宇宙機関を設立し通信衛星プロジェクトを中国の協力を得て推進
【100215-11】中国・ブラジルの新しい地球資源探査衛星の開発に遅れ発生
【100215-12】P&W Rocketdyne、RS-68Aの認定用エンジンの燃焼試験開始
【100215-13】ISUで“The Public Face of Space”をテーマに年次シンポジウム開催
【100215-14】JAXAのウェブサイト内の注目記事へのリンク

【100215-01】(関連記事:【100208-02】)
STS-130ミッション、ISSへのTranquility/Cupolaの設置完了

 2月8日の03:14CST(18:14JST)に打ち上げられたSTS-130ミッションの Endeavourでは打上げ後6時間を経過した09:14にクルーが就寝し、17:14 に起床した時点から船内での2日目の活動が開始された。(CSTは管制セン タがあるヒューストンでの時間である米国中部標準時間、ここでは特記が 無い限りCSTで表記する。)

 飛行2日目となるヒューストンの時間で8日の午後から9日の午前にかけ ては、スペースシャトルのロボットアーム(SRMS)にセンサ付き検査用延長 ブーム(OBSS)を取り付け、機体外部の耐熱タイル及び翼前縁部とノーズキ ャップの強化炭素複合材(RCC)パネルの点検を実施した。

 Endeavourは飛行3日目となる9日の23:06に無事ISSとドッキングした。 ドッキングの前にISSから約183mの距離に達したところで約9分間かけて機 体を縦に一回転させ、ISSの内部から高解像度カメラにより機体外部の撮 影を行った。この写真と、前日の点検で得られた画像とが地上に送られ、 専門家により耐熱シールド及びRCCパネルの健全性の確認が行われる。

 EndeavourとISSの間のハッチの開放は10日の01:16に行われ、ISSの5人 の長期滞在クルーとEndeavourの6人のクルーの共同作業が始まった。

 10日の午後から11日午前にかけての飛行4日目には、船外活動の準備と、 不具合を起こしていたISSの水再生システム(WRS)の修理が行われた。

 飛行5日目(11日午後〜12日午前)にはEndeavourの貨物室から第3結合部 TranquilityがISSの内部からのロボットアームの操作によって第1結合部 Unityの左舷側のポートに取り付けられた。これに合わせて今回のミッシ ョンの1回目の船外活動が行われ、Tranquilityの貨物室からの移動の準 備を行った後、Unityに取り付けられたTranquilityにヒーターケーブル、 アビオニクスケーブルを接続し、断熱カバーとアンモニア冷却配管を仮 設置した。6時間32分の船外活動は12日02:49に終了した。この間にISS では修理を終えたWRSによる尿の再生処理が開始された。尿と処理後の水 のサンプルが地上に持ち帰られ修理結果の確認が行われることとなる。

 TranquilityはESA等が開発したモジュールで、最新の生命維持システ ムの他、Cupolaと呼ばれる観測モジュールも取り付けられている。Cupola は6枚の窓と天窓から構成され、これまでのISSの窓に比べ、かなり広い 視野を持ち、宇宙船のドッキングやロボットアームの操作、船外活動な ども目視できるようになる。

 13日に地上のミッションマネージャ等はこのミッションを1日延長する ことを決め、軌道上のクルーに連絡した、17日午後からの飛行11日目が 追加となり、その日にはTranquilityの中にWRS、トイレ、酸素生成シス テムを移設することとなった。これによりEndeavourのISSからの分離は 19日の18:54、帰還は21日21:16の予定となった。

 飛行7日目の13日の夜から14日の朝にかけての2回目の船外活動でTran- quilityへのアンモニア冷却配管の接続、アンモニア配管周辺への断熱カ バーの取り付け、Cupolaの最終結合場所となるTranquilityの地球側の結 合機構の整備等が行われた。アンモニア配管の接続の際に少量のアンモ ニアが漏れて宇宙服に付着した恐れが生じたため、船外活動を終える際 にエアロックの中で汚染の有無をチェックする手順が追加された。

 飛行8日目の15日00:31にISS内部からのロボットアームの操作により、 Tranquilityの前方に取り付けられて運ばれたCupolaのTranquilityの地 球側のハッチへの移動が完了した。

 http://www.nasa.gov/mission_pages/shuttle/shuttlemissions/sts130/news/130_status_search_agent_archive_1.html

【100215-02】
ULA、Atlas 5によるNASAの太陽観測衛星SDOの打上げに成功

 2月11日、United Launch Alliance (ULA)は、ケープカナベラルから、 Atlas VによるNASAの太陽観測衛星Solar Dynamics Observatory(SDO)の打 上げを行い、所期の2,500km×35,310km、軌道傾斜28.5度の軌道への投入 に成功した。

 打上げはスペースシャトルEndeavourの打上げ遅れの影響を受けて2月8 日から10日にスリップしていたが、10日には風が強く更に1日延期された もの。

 今後、衛星の推進系により軌道修正が行われ、最終的には、軌道傾斜2 8.5度の同期軌道(高度約36,000kmで地球の自転周期と同じ周期の軌道)に 投入される。

 衛星は“Living With A Star”と称されるNASAの科学プログラムの最初 の衛星で、打上げ時の質量3,100kg(観測装置295kg、推進薬1,450kg)で、 同期軌道上から宇宙気象に対する太陽の影響を探る目的で、太陽をほぼ連 続的に観測し、0.75秒毎に高解像度の画像を取得し、そのデータを衛星上 にストアすることなく殆ど連続的にホワイトサンズにある地上局に送る。 1日のダウンリンクデータ量は約1.5テラバイトとなる。

 http://www.nasa.gov/home/hqnews/2010/feb/HQ_10-040_SDO_launch.html

【100215-03】(関連記事:【090330-04】)
ILS、Proton-MによるIntelsat 16の打上げに成功

 2月12日、International Launch Services (ILS)はバイコヌールから Pro-ton-Mにより、Intelsatの衛星Intelsat 16の打上げを行い、所期の軌 道への投入に成功した。ロシアとして2010年最初の商業打上げであった。

 衛星はOrbital Sciences製で質量2,450kgと比較的小型であるために、 Proton-Mの打上げ能力に余裕があることから、高度193kmのパーキング軌 道から上段エンジンBreeze Mの3回の燃焼によりほぼ静止軌道の高度で軌 道傾斜0度の円軌道に投入されている。

 Intelsat 16は軌道上からの直接TV放送用の衛星で、Intelsatではこの 衛星を西経58度の位置でDirecTVの子会社であるSKY Mexico及びSKY Bra- zilに代わって運用する。

 http://en.rian.ru/science/20100212/157852993.html

【100215-04】(関連記事:【100201-01】)
NASAの火星ローバSpirit、動きを止め冬を迎える態勢に入る

 2月11日、NASAのジェット推進研究所(JPL)は火星ローバSpiritを動かす ことを止め、冬を迎える態勢に入ったことを明らかにした。

 8日には、最後の動きとして太陽電池パネルの傾きを直すためにサスペ ンションシステムの角度を変えることが試みられたが機能せず、北の空で 高度が低くなる太陽の光線をできるだけ多く受けるためには太陽電池パネ ルの北側への傾きが必要であったが、パネルは9度南側に傾いたままとな っている。このために、長い冬の間に数ヶ月間は地球との通信が途絶える ものと考えられている。

 Spiritは今後2、3週間の内に低電力の冬眠モードに入り、マスターとな る時計が動き続ける他は定期的に電力のレベルを確認するだけの状態とな る。それまでの間に地上から、電力状態が良くなった時に地上局或いは火 星周回中のMars Odysseyとの通信を試みるタイムスケジュールをローディ ングすることとなっている。

 更に冬眠に入る準備として、周辺の状況を撮影したり、ロボットアーム を電力が回復したときに大気の組成を観察できる位置に持って来たり、ア ンテナやカメラの位置をできるだけ太陽電池パネルに影を落とさない位置 に変更したりする。

 http://www.jpl.nasa.gov/news/news.cfm?release=2010-045

【100215-05】
STS-131ミッションDiscoveryの組立棟への移動、低温のための遅れ発生

 2月10日、NASAは、3月18日を打上げのターゲット日としているSTS-131 ミッションのDiscoveryのオービタの組立棟への移動を低温のために1日延 期することを明らかにした。オービタの取り扱い上の制約として、摂氏7. 2度以下に4時間以上置いてはいけないことになっている。

 Discoveryの整備が行われているハンガーから組立棟への移動は30分か ら45分で終わるが、その後、オービタの機体を移動発射台の上に吊り上げ て垂直に設置するまでに数時間を要することから延期の判断が下されたも の。この時点では打上げターゲット日の変更の必要は無いとしている。

 http://www.floridatoday.com/content/blogs/space/2010/02/cold-weather-delays-discoverys-rollover.shtml

 翌11日になっても寒波が去らず、組立棟への移動は14日の17時以降にと 再延期された。この場合、組立棟から射点への移動は21日となり、3月18 日に打ち上げるには、余裕が一日も無くなる状況である。

 更に12日の状況判断で、移動は15日の17時以降ということになり、3月 18日の打上げターゲット日の見直しが必要となっている。NASAでは組立棟 への移動が終わり次第、打上げターゲット日の検討のための会議を開くと している。

 http://www.floridatoday.com/content/blogs/space/2010/02/stalled-move-may-delay-next-shuttle.shtml

【100215-06】
JAXA、金星探査機PLANET-Cの打上げ計画等を公表

 2月10日、JAXAは同日開催された宇宙開発委員会において、H-IIAロケッ ト17号機による金星探査機(PLANET-C)等の打上げ計画並びに同探査機の開 発状況及びメッセージキャンペーンの結果を報告した。なお、PLANET-Cの 軌道上での名称は「あかつき」に決まっている。

 打上げは2010年度に行われるとされているが、具体的な打上げ予定日は 未だ示されていない(公式情報ではないが一部では5月18日と報道されてい る)。

 ロケットの打上げは、JAXAからの打上げ輸送サービスの契約を受けて、 三菱重工業(株)が打上げ事業者として行い、衛星を所定の軌道に投入する 責任を負い、JAXAは打上げに際して打上安全監理業務を実施する。

 PLANET-Cは2翼式太陽電池パドルを有する箱形(1.04m×1.45m×1.40m)で、 打上げ時質量約500kgで打上げ後約6ヵ月で金星周回軌道に入り、赤外カメ ラや赤外イメージャー、雷/大気光カメラにより金星の地表面や大気など を観測する計画となっている。

 今回の打上げには相乗り衛星として、JAXAの小型ソーラー電力セイル実 証機(IKAROS、直径1.6m、高さ1m、315kg)及び以下の4基の小型衛星が搭載 されることとなっている。

* UNITEC-1(大学宇宙工学コンソーシアム(UNISEC) 39cm×39cm×42cm、26kg
* WASEDA-SAT2(早稲田大学)      10cm×10cm×10cm、1.2kg
   * 大気水蒸気観測衛星(鹿児島大学) 10cm×10cm×10cm、1.5kg
* Negai☆″(創価大学)           10cm×10cm×10cm、1.0kg

 上記の内、10cm立方の3基の衛星はJ-POD (JAXA Picosatellite Deployer) と称される小型衛星格納・分離機構に搭載され、H-IIAの第2段の1回目の 燃焼終了後の高度約300kmのパーキング軌道上で順次分離される。

 その後、2段エンジンの2回目の燃焼により金星に向かう軌道に入り、そ の軌道上でまず主ミッションであるPLANET-Cが分離され、次いでPAF900M (PLANET-Cを搭載していた台の部分)、IKAROS、UNITEC-1の順に分離される。

 打上げ計画:http://www.jaxa.jp/press/2010/02/20100210_sac_h2a-f17.pdf

開発状況:http://www.jaxa.jp/press/2010/02/20100210_sac_akatsuki.pdf

キャンペーン:http://www.jaxa.jp/press/2010/02/20100210_sac_campaign.pdf

【100215-07】
SpaceX、Falcon 9の構成要素の射場への搬入完了

 2月11日、Space Exploration Technologies (SpaceX)は、開発を行って 来た大型の打上げロケットFalcon 9の初打上げに向けて、全ての構成要素 が射場に揃ったことを明らかにした。最後に運び込まれたのは、最近領収 燃焼試験を終えた2段である。

 今後、射点でのロケットの組立を行い、組立終了後1〜3ヵ月で打上げを 行うとしているが、具体的なターゲットは示していない。

 Falcon 9の初号機には、SpaceXがNASAの契約を受けて開発しているISS への物資補給用のカプセルDragonの確性用のモデルが搭載されることとな っている。

 http://www.spacex.com/press.php?page=20100211

【100215-08】
ILS、ProtonでSES-3とKszsat-2を2基同時打上げ予定

 2月11日、International Launch Services (ILS)と世界的な衛星オペレ ータであるSESは、SESの衛星SES-3をILSのProtonで打ち上げることを明ら かにした。打上げは2011年に予定されており、カザフスタンの通信衛星Ks- zsat-2との2基同時打上げが計画されている。

 ILSでは、米国のOrbital Sciences Corporationと組んで、Orbital製の 衛星バスをベースとする中小型衛星2基を同時にProtonで打ち上げる“Pro- ton Duo”と称するスキームでの打上げ顧客獲得を目指しており、今回の2 基同時打上げは、SES-3はOrbital.製であるがKszsat-2はロシアのKhruni- chev製であるので、このスキームとは異なるが、一連の動きの中での2基 同時打上げと見ることができる。なお、Protonによる2基の衛星の同時打 上げとしては、2009年2月にKhrunichevがロシア製のMD-1とExpress-AM44 の打上げを行った実績がある。

 ILSではProton Duoの重量当たりの打上げ価格は競合しているAriane- spaceのAriane 5或いはSoyuzに対して20%程度低いとしている。但し、打 上げ能力的には2基同時打上げで静止トランスファ軌道に合計約6.2tonと Ariane 5ECAの約10tonには及ばない。

 なお、Protonを製造しているKhrunichevでは現在、年間12〜14機を製造 しており、これもProtonでの打上げ価格の引き下げに寄与している。

 http://www.spaceflightnow.com/news/n1002/12dualproton/

【100215-09】
Thales Alenia、仏伊の軍用通信衛星“Athena-Fidus”の製造・打上げを受注

 2月10日、フランス国立宇宙研究センタ(CNES)は、Thales Alenia Space との間で、フランスとイタリアの軍事及び国家機関用の通信衛星の製造及 び打上げに関する契約を結んだことを明らかにした。契約額は2億8,000万 ユーロとされている。

 両国政府が同額の負担をし、それぞれのペイロードを搭載する“Athena- Fidus”と称される、Thales AleniaのSpacebus 4000 B2プラットフォーム をベースとした質量約3,000kgの衛星で、打上げは2013年の終わりか2014年 の初めにArianespaceによって行われることとなっている。

 http://www.spacenews.com/civil/100209-thales-alenia-gets-contract-athenafidus.html

【100215-10】
ボリビア、宇宙機関を設立し通信衛星プロジェクトを中国の協力を得て推進

 2月10日、ボリビア政府の高官は、同国政府が宇宙機関設立を認めたこ とを明らかにした。同国で2013年に完成予定の通信衛星プロジェクト “Tupac Katari”を管理することが当面の目的である。

 このプロジェクトは中国の協力を得て進めることとなっており、1月に は両国の技術委員会がボリビア国内の通信インフラの評価、衛星の設計 等についての打ち合わせを行っている。衛星は中国の東方紅4号プラット フォームをベースとしたものとなる。

 http://www.laht.com/article.asp?ArticleId=352062&CategoryId=14919

【100215-11】
中国・ブラジルの新しい地球資源探査衛星の開発に遅れ発生

 2月10日、ブラジル宇宙機関の責任者は、中国と共同のChina-Brazil Ea- rth Resources Satellite (CBERS)プログラムの一環として進めている新 しい衛星CBERS-3の詳細設計審査の結果を受けて、2010年に予定した打上 げを2011年の半ばまで遅らせることを明らかにした。遅延の理由について は特に明らかにはされていない。

 ブラジルと中国は1988年にCBERSプログラムをスタートさせ、地球資源 探査衛星の打上げと運用を共同で行って来ている。2003年までの第一段階 では1999年と2003年にそれぞれCBERS-1と-2を打ち上げており、2002年に 結んだ第二段階の取り決めの下では2007年9月にCBERS-2Bの打上げを行い、 次世代の衛星への繋ぎを確保した上でCBERS-3及び-4の開発に取り掛かっ ていた。

 CBERS-2Bまでは衛星製造の70%の責任を中国が負う形であったが、-3、 -4では両国が対等な立場で関与する形となっている。

 http://news.xinhuanet.com/english2010/sci/2010-02/11/c_13172079.htm

【100215-12】
P&W Rocketdyne、RS-68Aの認定用エンジンの燃焼試験開始

 2月11日、Pratt & Whitney Rocketdyneは、Delta IVの1段に用いられて いるエンジンRS-68の増強型であるRS-68Aの認定用エンジンの最初の燃焼 試験が無事終了したことを明らかにした。

 NASAのステニス宇宙センタで行われた燃焼試験で190秒間の燃焼に成功 し、その間推力レベルを102%及び55%の2段階に変えての燃焼が行われた。 RS-68Aの真空中推力は316tonfで、RS-68より18tonf増強(約6%増強)されて いる。

 Rocketdyneでは、1台目のエンジンで2月中に少なくとも12回の燃焼試験 を実施し、その後2台目のエンジンで3月〜4月にかけて同様の回数の試験 を実施予定で、2010年7月には開発完了の審査会を行う予定としている。

 http://www.comspacewatch.com/news/viewpr.rss.html?pid=30225

【100215-13】
ISUで“The Public Face of Space”をテーマに年次シンポジウム開催

 2月16日から18日の3日間、フランスのストラスブール郊外にある国際宇 宙大学(ISU)で第14回の年次シンポジウムが開催される。世界30ヵ国から 150人以上の参加が予定されている。

 今年のテーマは“The Public Face of Space”で、宇宙機関からの外部 への働き掛け、宇宙活動に対する認識の拡大、宇宙教育、社会にとっての 宇宙の貢献等についての発表及びパネルディスカッションが行われ、最後 には今後の方向についての議論が行われる。

 http://www.isunet.edu/index2.php?option=com_docman&task=doc_view&gid=1036&Itemid=26

【100215-14】
JAXAのウェブサイト内の注目記事へのリンク

2/8「だいち」による福徳岡ノ場海底噴火にともなう緊急観測
2/8JAXAスペースアカデミー〜1年宙組〜:第5話「温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」」
2/9K&C500mブラウズモザイクプロダクト
2/9ISS・きぼうウィークリーニュース第373号
2/10第16回アジア太平洋地域宇宙機関会議(APRSAF-16)の開催結果について
2/10HTVプロジェクトチーム「科学技術への顕著な貢献2009 ナイスステップな研究者」に選定
2/10地球が見える:ヒンズー教と仏教の都、カトマンズ、ネパール
2/12「だいち」による福徳岡ノ場海底噴火にともなう緊急観測(2)
2/12宇宙航空研究開発機構リーフレット 改訂
2/15「はやぶさ」60万kmまで接近する軌道に
イベント
2/18第24回大気圏シンポジウム(相模原キャンパス) [〜19日]
2/23平成21年度宇宙科学情報解析シンポジウム(相模原キャンパス)
2/26第28回宇宙エネルギーシンポジウム(相模原キャンパス)
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