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2月3日「地域に根ざした教材の話(沖縄→東京→網走→相模原→鹿児島)」

 昨日網走から帰ってきました。2日前まで沖縄だったので、ちょっと温 度差が激しかったのですが、また今日はこれから相模原で先生方に話をし てから鹿児島へ飛ぶので、非常に激しい「南船北馬」ですね。沖縄では、 名護で「コズミックカレッジ」という1日コースの教室。那覇市からもサ ポート部隊が駆けつけ、うるま市からも見学が来て、沖縄は確実に宇宙教 育の舞台として成熟しつつあります。

 沖縄の海の素晴らしさはもちろんですが、星砂の話題が出ました。以前 星砂が豊富にあったところでも、「乱獲」のため見られなくなっていると ころも多いそうですが、星砂はご存知の通り「砂」ではなくて有孔虫なの で、「いのち」を語る絶好の素材なのです。今回は時間があまりとれなか ったので、とりあえず空港へ行く途中のお土産店で、1個100円の星砂の小 さなお土産を10個ほど買いました。

 名護は、実は桜(緋寒桜)が満開寸前で、まるで桃のような色をした姿 が圧巻でした(図1)。わずかな時間でしたが、うるま市から駆けつけて くれた旧友と観賞できました。ここからすでに桜前線は始まっているので すね。そして沖縄の次に私が目指した北海道北部では、桜の満開はゴール デン・ウィークをはるかに過ぎる頃です。昔、ある小学校でこの桜前線の 北上するスピードを計算させたことがありましたが、実はその速さは1秒 間に23 cmほどなのです。このスピードで斜めに日本列島を移動していく と、沖縄から北海道までの3000 kmの長さを150日で走破します。つまり、 桜前線の列島にそった移動速度は1秒に女の人の足の大きさぐらいという ことになるんですね。

 さて銀世界の網走(図2)は、すでに「宇宙の学校」を開校する予定を しっかりと立てた上で出迎えていただきました。北海道では別海町に次ぐ 開催地になります。すでに科学教育の教室を実施した経験を豊富にお持ち の方々がおられるので、確実に安定した実施が可能との印象を受けました。 楽しみです。

 網走で話が弾んだのは、何といっても流氷が有名な土地柄ですから、流 氷がらみの独特のアプローチの教材ができないかという話題でした。同行 の遠藤純夫先生のリードで、方向性が見えてきました。空港からホテルへ 向かう途中で眼にした凍結した網走湖(図3)での「ワカサギ釣り」の光 景、流氷、池の表面に張った氷と水面下の鯉、エウロパを囲む氷(図4) とその下の広大な海洋、……連想が連想を呼んで、教材の骨格が固まった 次第です。

 地域に根ざした教材の強みは、その土地の子どもたちも大人たちもみん なに親しみのある素材だということです。ということは、日常的に接して いるということなので、繰り返し繰り返し学びの角度や切り口を変えて行 けるということなので、展開の仕方次第では非常に多様な展開のできる生 きた教材になっていけることになります。実際には、日本中どこに行って も地域色の濃厚な教材を作ることができるはずです。網走では「雪」もい い素材だなあということになり、これは次のときの議論のテーマにとって おきます。身近な話題から宇宙までつなげていく「連想しりとりゲーム」 は、まことに面白く、話題が途切れることがありません。

 さあ、今日の鹿児島ではどんな話題が出るかな?

YM

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