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YMコラム
5月19日「事業仕分けに異議あり」

 先日、東京・丸の内のOAZOビルの2階にあるJAXAの広報センター「JAXAi」 (ジャクサ・アイ)が仕分けに会いました。結論の言葉が「とりあえずや めてみてはいかがですか」というものでした。こんな単に感想としか言え ないような気持ちで仕分けようとする根性が気にいりません。

 JAXAiは年間15万人もの人が顔を見せる非常にユニークな広報センター です。丸の内のオフィス街にあるために、そのあたりのOLなどもたくさん 来ます。宇宙に特別の関心のない人たちが何となく覗いてみて、「へぇー っ」と急に興味を覚えて宇宙の虜になったりするのです。こんな広報のや り方は従来になかったことで、あの場所であればこそ可能なのです。

 それを「あんな贅沢な場所でやる必要はないのではないか」という評価 らしいのですね。そこには、国民の大きな夢を育てたいとか、どうすれば これまで宇宙に関心のなかった人々にも目を向けて欲しいという願いは微 塵もないということでしょう。政府が宇宙を国家戦略に位置付けて「宇宙 基本法」を成立させたのが昨年だったことなど、意識には昇っていないの でしょう。

 全国どこへ行っても、「あのJAXAiが仕分けられたんですって?」と声 を掛けられます。しかも皮肉なことに、あの仕分けでもっと有名になった ために、仕分けのTV中継以後のJAXAiへの来客は4〜5倍になっている のです。昨日の火曜日の「あかつき」「イカロス」の打上げは天気のため に延期になりましたが、午前6時前からJAXAiでの実況を見ようと、続々 と人々がつめかけ、ついに200人を超す壮観となりました。結局打上げは 金曜日の早朝ということになったので、みんな残念そうに、「また来ます」 と言って散って行きました。

 この知名度が定着すると、年間100万人前後の来客を期待できることに なります。科学未来館が年間70万人ぐらいと聞いているので、この「年間 100万人」という数字はすごいですよ。あのモンスター科学館である呉市 の「大和ミュージアム」が、5年前の開館以来ずっと年間100万人以上を達 成し、最近500万人達成記念の帽子をいただきました。それと匹敵する数 というのは驚きです。

 もちろん企画をもっともっと充実させる努力はするとしても、一番いい のは、仕分けにもかかわらず、やはりJAXAiは素晴らしい広報センターだ という人々の声に押されて、その営業をつづけることであると確信してい ます。「私たちから夢を奪わないで」━━訪れる多くの人の声を虚心坦懐 に聴き取っていただきたいものです。 

(YM)

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