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YMコラム
6月15日「沖縄の国際宇宙学会」

 先週の1週間は沖縄・宜野湾市のコンベンションセンターでISTS(International Symposium on Space Technology and Science:宇宙技術と科学の国際シンポジウム)が開催されました。東日本大震災のことを考えると、沖縄を措いて順調に開催できるところはどこもなかったと思います。3年前の慧眼とも言えるでしょう。

 思えばISTS事務局から2011年の沖縄開催の打診を依頼されて、私が動き出したのは、3年前のことでした。うるま市に住む友人、喜友名一(きゆな・はじめ)さんに問い合わせたところ、県会議員の照屋守之さんを紹介してくれました。照屋さんと若干の往来があった後、仲井真知事と会えというので、那覇の県庁を訪ねました。

 前日照屋さんに服装を訊ねたら「沖縄は“かりゆし”が正装ですから」というので、私は東京でも愛用している“かりゆし”を着て行きました。打ち合わせでは、仲井真知事から私に、「沖縄でぜひ宇宙の国際学会を開いて欲しい」との要望が出され、おもむろに私が「それはうれしい。ぜひやらせていただきたい」と応えるというシナリオで、それが知事にもインプットされていました。

 さて、二つのハプニングがありました。まず、知事室の応接室で待っていた“かりゆし”姿の私の前に現れた仲井真さんは、実に“スーツ”姿だったのです。待ち構えていたNHKのカメラが「こりゃ困ったな。これではどっちが沖縄なのか……」とつぶやくのが聞こえました。その日は米兵による沖縄の少女への暴行事件が起きた翌日だったために、知事には処理しなければならない事柄が山積していたと思われます。

 二つ目のハプニングは、私との会見がなぜ準備されたのかを、仲井真さんが「度忘れ」してしまったことです。私はあせりました。あれこれと工夫して思い出していただくよう話を持って行ったのですが、どうしても知事は思い出さず、ご本人も何か様子が変だとは感じているような雰囲気になって来ました。私の前に腰かけているは照屋さんの顔にも、焦った表情が浮かんでいます。10分ぐらい経った時、私の投げかけた小さなヒントに、知事の反応がありました。後は一直線、めでたし、めでたしでした。

 沖縄は学会を開くと、必ず参加者数が増えるところです。今回も、ISTS史上最大規模の学会となったことは言うまでもありません。もう一つ、収穫がありました。先日塩竃に行った時、あちらの保育所の所長さん(阿部いと子さん)話していて、私の膝の不調に話が及びました。阿部さんは「私の母は、変形性膝関節症の矯正器具を使って、すっかり治りました」と言うのです。「そんなうまい話はないでしょう」と言ったら、翌日その矯正器具の会社のリーフレットを持って来てくれました。会社名が「佐喜真義肢」と書いてあり、何気なく視線を移した先に発見した住所が「宜野湾市愛知」でした。思わず私は「アッ」と叫び、「もうじき宜野湾市で学会があるんです」と唸りました。

 そして宜野湾市へISTSのためにやって来た私は、早速「佐喜真(さきま)義肢」を訪ねました。そして偶然にもそこで社長に会うことができ、なぜか気が合って、すっかり仲良しになった挙句、即座に私の脚のギプスをとってもらい、すぐに矯正器具(サポーター)の製作にかかってくれました。とりあえずの機械を借りてきました。ピッタリ合うサイズのものではありませんが、付けていると脚の痛みが随分と薄れます。これは治るのではないか。そんな気がしています。

 「いのちを縮めても自分の目で見たい」と思って、思い切って訪れた東北で、意外や意外、ひょっとすると「いのちを延ばす」かも知れない矯正器具に出会うなんて! あと数週間で器具が届くでしょう。その節は、膝の調子を逐次ご報告することにしましょう。そして本当に治るようなことになれば、みなさんの中で膝の痛みを持っている人々にとって素晴らしいニュースになります。楽しみに待つことにしましょう。

(YM)

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