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7月11日「伊那の旅」

 先週の金曜日と土曜日、長野県の伊那へ行ってきました。伊那の創造館で行われた「宇宙の学校」の今年度の開校式でした。1年ぶりの伊那。再び南アルプスと中央アルプスに挟まれた壮大な景色を目にして、前回の訪問の帰りの電車で、この壮観を前に見ながら書きあげた詩のことを思い出していました。その詩は、間もなく服部克久さんの作曲を得て、雨谷麻世さんの歌声のCDが発売されるそうです(図1)。私にとっては夢のような展開になりました。


(図1)未来(ゆめ)をのせて──はやぶさの軌跡

 高遠さくらホテルという情緒ある宿をとっていただきました。朝7時半きっかりにサイレンが鳴りました。空襲警報にしてはのんびりした音調です。起床ラッパでもありません。窓のカーテンをたぐると、高遠のダム湖が、新緑に囲まれて拡がっていました(図2)。そう言えば昨夜は大雨でした。雨がやんだのでダムの放流が行われるのでしょうか。さっきのサイレンはそれを下流の人々に知らせる注意報だったに違いありません。


(図2)高遠のダム湖

 「宇宙の学校」の会場に向かう途中に辿っていた川は三峰川(みぶがわ)。南アルプスの仙丈岳を源流とし、伊那市役所のあたりで天竜川に合流するはずです。仙丈岳は確か3000 mを超す雄峰ですよね(図3)。この日の空模様は、昨夜の雨がウソのようで、「降るとまで人には見せて花曇り」って感じです。このあたりを徘徊したに違いない井上井月(1822−1886)の句です。


(図3)気品のある仙丈岳の山容

 越後長岡藩士の子として生まれた井月(図4)は、俳人となった動機は分かりませんが、1859年ごろに伊那へ来たと伝えられます。お酒が大好きで、その奇行で数々の逸話を残し、酒を飲めば「千両千両」と唱えていたそうです。どのような場面でも怒ったのを見た人がいないし、女性に戯れかかることもなかったそうです。伊那谷にあること30余年、ここで眠るように往生を遂げた漂泊の詩人。信州は「北に一茶、南に井月」を生んだと言われます。


(図4)井上井月の肖像

 さて肝腎の「宇宙の学校」は、熱気あふれる雰囲気に終始しました(図5)。伊那市長も来られ、ここ出身のKU-MA理事の秋山智弘さんもご出馬願いました。創造館館長の捧剛太さんの進行のもと、駆けつけてくださった松澤先生を講師に、ご当地のリーダーを務めていただいた先生方の心配りも素晴らしかったです(図6)。今日は4チームが熱気球を製作したの ですが、その作業能率のいいこと。この地の民度の高さが一目瞭然でした。


(図5)伊那「宇宙の学校」開校式


(図6)講師の松澤先生

 折悪しく外は風が強かったので、外の庭で飛揚したのは1チームだけにとどめました。やはりかなり流されましたが、館内で揚げたのも、屋外で揚げたのも、喜びいっぱいの瞬間に大きな拍手が何度も起こりました(図7、図8)。


(図7)室内での飛揚


(図8)屋外での飛揚

(YM)

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