KU-MA 認定NPO法人子ども・宇宙・未来の会

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千葉市「宇宙の学校」スタート!

日時と場所5月30日(土) Qiball(キボール)3階、子ども交流館アリーナ
プログラム開校式
フィルムケースロケットを飛ばそう
講師山地雅弘
主催ちばサイエンスの会
共催JAXA宇宙教育センター KU-MA

 5月30日(土)に、ちばサイエンス会の主催で「宇宙の学校」ちば第1回スクーリングが、千葉県青少年女性会館4階ホールで 開催されました。雨模様で肌寒い一日でしたが。53名の子どもが参加し、会場は子ども達の熱気で暑いぐらいでした。

講師の山地先生から、今回のレポートが届いています。

 昨日5月30日にちばサイ主催の「宇宙の学校」が開校しました。 親子参加が100名を超えるなど、なかなかいいスタートがきれたと思います。 今回はちばサイ名誉会長の的川先生をはじめ、クーマ(子ども・宇宙・未来の会)の 古川さま、山村さまも来賓にお迎えし、青少年女性会館でのスクーリングです。

 山浦先生の司会で始まった開校式。的川先生の来賓挨拶の後で「決意表明」を したのは3年生の菊野遥翔くんと、同じく3年生の塩塚実久さん。 二人とも、とてもしっかりと発表できていましたね。(拍手!)

 その後のスクーリングでは1年生~3年生の53名の子ども達に、福ちゃん先生や 鷹野教授を含めて15名のスタッフが支援にあたりました。(なんという贅沢!) 今回のテーマは「つくってとばそう、わたしのロケット」ということでフィルムケースで ロケット本体を作り、バブと水を推進剤にしたミニミニロケットを飛ばします。

 ちょっと頑張ってテキストも作成し(ご覧になりたい方はファイルで添付します) 腕のいいスタッフと抜群のチームワークのおかげで、わずか15分後には 第1号機がテイクオフ! いきなり高度4m(笑)まで飛び、作成者は満面の笑顔です。

 もうその後は「私も私も」「僕もー」体育館の後ろではバブロケットが乱舞してました。

 中には保護者の方のほうが熱中していて「次、お父さん」「えっ、お母さんが先よ」・・・ そのため予定変更で2号機も作れるように材料を配ったら、スタッフも保護者もなしで

 黙々とはさみを握る子ども達・・・。本当に楽しそうでした。 最終的には8割近くの子が天井(6m高)まで届く好結果で、参加者も大満足の様子でした。

 さらに時間がとれたので、ちょっとしたクイズを出すことにしました。 子ども達は「ロケットが床を蹴っ飛ばして空に飛び上がっている」というイメージを どうしても持ちがちです。そのため空中発射用の台を工夫し、ふたが下に落ちるように したところ「たぶん飛ばない」と答えた子が約6割。実験の結果、ロケットが天井まで 届いたので「おぉー」「えっー」  作用・反作用まではいきませんが「何もないとこ ろでも、ロケットはとべるんだ」と実感してくれれば、と思っています。

 今回の「宇宙の学校」はクーマの提唱する「スクーリング+家庭学習」で構成されています。 山地なりの解釈では「子どもの心に火をつけたのなら、そこに薪をくべる大人が近くにいるといい。」 ・・・第2回目は「太陽のパワーってすごい」の予定です。 一緒に薪を手にとってくださる方をお待ちしています。


舞台に立っているのは山浦先生。白衣を着ているのが山地先生。


的川会長も、思わず子どものお手伝い


作ったミニロケットを発射。写真右が鷹野教授。

次回第2回目は、8月29日(土)に「太陽のパワーってすごい!」です。
光を熱や電気に変える実験をしたり、ソーラーカーを作ったり、エコクッキングもしてみます。