KU-MA 認定NPO法人子ども・宇宙・未来の会

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伊那市「宇宙の学校」第3回スクーリング

日時と場所11月3日(土)13:30~15:30 伊那市創造館
プログラム「星と宇宙のお話」
ビニール傘でミニプラネタリウムを作ろう!
講師・スタッフ講師:野口輝雄、秋山智弘
参加数親子74名
主催伊那市教育委員会
共催KU-MA JAXA宇宙教育センター

宇宙の学校in伊那2012、第3回目のスクーリングは初めて伊那市のスタッフのみで行いました。

 イントロダクションとして、日本宇宙フォーラムから提供を受けたビデオ「生誕100年!日本のロケット開発の父 糸川英夫」を上映しました。これは糸川博士のペンシルロケットから始まる日本のロケット開発について、子供向けに解説したものです。


続いて、KU-MA理事秋山智弘さんから「星と宇宙のお話」と題してご講演をいただきました。 ビデオ上映を受けて糸川英夫氏のペンシルロケットの話、固体燃料ロケットと液体燃料ロケットの違いについて、更にはやぶさと小惑星イトカワについてまで、判り易く説明していただきました。子ども達も興味津々で話に引き込まれていました。


休憩の後、伊那市立西箕輪小学校理科専科教諭・野口輝雄先生(伊那天文ボランティアサークルすばる星の会代表)による、「ミニプラネタリウムを作ろう!」が始まりました。


これは白いビニール傘の中央を北極星に見立てて、教材の「傘星図」を見ながら傘に星座を描いていくものです。



星座の名前を覚えることができるだけでなく、北極星を中心に動く星の動きなどの星の学習ができます。


普段、野口先生は、小学校高学年を対象に、42星座を記載した「傘星図」を使用して描き写させていますが、今回は対象が小学校1年生~4年生が対象ということで、代表的な星座25に数を絞った「低学年用傘星座」を用意していただきました。


子どもたちは保護者と一緒になって「傘星座」を首っ引きになって夢中でビニール傘への星座の記入を行ってくれました。


残念ながら時間が足りなくて完成に至らなかった子どももいましたが、自宅に持ち帰って続きをやる様に、みんな資料を大事に持ち帰りました。完成したら、閉校式の際皆で持ちより、記念撮影しましょう、と呼びかけておきました。


最後に野口先生から、間近に迫った「しし座流星群」の観測について、紹介と注意事項の説明がありました。 野口先生は、「しし座流星群観察・撮影ガイド」という小冊子も作られていて、希望者にはこれを頒布しました。


スクーリングの後、同時期に伊那市創造館1階歴史コーナーで開催されていた「糸川英夫生誕100年記念展」にも多くの人が立ち寄ってくれ、糸川博士の業績、ペンシルロケットから始まった日本の宇宙開発の歴史、糸川博士と長野県の繋がりなどに、改めて感銘を受けていた様子でした。