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日時と場所 | 2022年12月3日(土)13:30~15:30 釧路市こども遊学館 |
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プログラム | 空気のない場所を作ろう 家庭学習レポート発表 閉校式 |
講師・スタッフ | 講師:古野峻也、伊藤和俊 スタッフ:古野峻也、伊藤和俊、森本博 |
参加数 | 親子5組12名 |
主催 | 釧路市こども遊学館 |
共催 | KU-MA JAXA宇宙教育センター |
後援 | 釧路市教育委員会 |
協力 | Do Toネットワーク(道東科学教育支援ネットワーク) |
実験を行う前の予想や、それに対する考察がよくまとめられていて、子どもたちの思考の流れがよくわかるレポートばかりでした。身近な現象への興味から研究に発展させ、テキストにはないテーマに取り組んでくれた子が多くいました。
「最初はこんなテーマでも研究になるのかと心配だったけど、ちゃんと研究になって良かった。」という保護者の感想から、家庭学習や宇宙・科学への印象が変わったことがうかがえました。一つのテーマでも一度の実験で終わらずに、条件設定を考え直して、何度も組んだというエピソードもありました。
今回の家庭学習レポートをきっかけに、お子さん自身が「これも研究できるんじゃない?」と身近な現象に興味を持つようになったというエピソードもありました。
スクーリングも今日で最後! まずは家庭学習の発表会です。
緊張しながらも、みんな堂々と発表。実験装置の実演もありました。
テキスト以外のテーマに取り組んだお友達もいました。こちらは草木染めの研究発表です。
今回は、宇宙について知ってもらうことを目的に「空気のない場所を作ろう」と題して行いました。まず、参加者個別に、小型真空容器を用いた風船とマシュマロの実験を行いました。空気を抜くとどちらも膨らんでいくこと、また、ポンプの手ごたえも重くなったことに、誰もが驚いていました。その他、真空状態による水や目覚まし時計の変化実験を、講師演示で行いました。暖かくない水が沸騰したうえに、その温度があまり変わらなかったこと、また、時計のベルの音が聞こえなくなったこと、いずれも、参加者にとって大きな発見のようでした。
なお、実験後に、“なぜ、容器に入れた時計のベルが聞こえるのだろう?”という質問があり、“音の振動が容器を震わせ、まわりの空気に伝わるから”と回答しましたが、これは質問者だけでなく、講師としても新たな発見でした。
この実験のもうひとつの目的に、地球表面がいかに恵まれているかを知ってもらうこともありました。その話のひとつとして、地球儀上での大気圏の厚さをクイズ形式で考えてもらったところ、そのあまりの薄さ(30cm径の地球儀ならボール紙の厚さ程度)も、参加者にとっては大きな驚きであり、発見であったようでした。
最後のスクーリングのテーマは「宇宙」。空気がない宇宙では、何が起こるのかな?
入れ物の空気を抜いて、宇宙空間を再現。あれ? けっこう大変だ!
あれれ? 空気を抜いたら、風船もマシュマロもおかしなことになったぞ?
容器に空気を戻したら、風船もマシュマロもしぼんじゃった!
空気がなかったら、暖かくない水も沸騰してしまう! 不思議だな?
一年間ありがとう!おうちでの実験や研究、これからも続けてね!