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日時と場所 | 2016年6月26日(日)10:00~12:00 島根大学松江キャンパス |
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プログラム | 開校式 科学のお話と工作:星砂ものがたり 観察と工作:葉っぱのしおり |
講師・スタッフ | 島根大学地域課題学習支援センター 高須佳奈 島根大学教育学部 百合田真樹人、香川奈緒美 島根大学学生13名 卒業生1名 松江市教育委員会 吉岡、魚谷 安来市地域振興課 辻谷次長、平野 |
参加数 | 24組48名 |
主催 | 松江市教育委員会・安来市(松江・安来広域連携事業実行委員会) |
共催 | 島根大学教育学部 KU-MA JAXA宇宙教育センター |
「おはようございます。」子供たちの大きな声が聞こえてきました。
受付では自分の名札や資料、ノートや缶バッチ、そしてバックに入った家庭用のテキストを受け取り、「スクーリング」から家庭での学びに向け、意欲全開で臨む子供たちの姿勢がありました。
開校式では、安来市地域振興課長辻谷洋子さんから、この「宇宙の学校」では、身の回りにあるものを利用して、家ではできない工作や実験を親子で一緒に楽しく学びます。そして、一緒に「気づいたり」「調べたり」「学んだり」する中で、親子の絆を深めるとともに、子どもさんが持っている好奇心の芽を大きく伸ばしてあげてほしいとご自身の幼少時代の体験を振り返りながらごあいさつされました。
島根大学地域未来戦略センター高須講師が「宇宙の学校」のスケジュールの進め方について詳しく解説しました。この教室の数回ある集まりを「スクーリング」と呼び、その「スクーリング」には家族で参加することに意味があることや、一緒に宇宙のお話を聞き、一緒にものづくりするなど家族が一緒に取り組む大切さを話されました。
また大人たちには、本講義の目的やねらいを百合田先生から解説されました。
いよいよ、科学のお話です。
「星砂って見たことあるかな。」「どうやってできると思う?」「どこでとれると思う?」高須講師の声が元気にホールに響きます。
科学の魔法でしょうか。
子供たちが興味を持ち始めました。
想像力を働かせて、いろいろな答えが返ってきます。
実際に星砂ってどんな形なのか探してみましょう。黒いトレーを使って、夢中で探します。
大人も子供も一緒になって、必死で探しています。
「お父さん見てみて。」「見つかったな。」
家族が一緒に取り組み、大人が先生になって、手助けなしでは完結できないと
誰もが確信しました。
「では、つぎの観察に移りますよ」高須講師の声も聞こえないほど夢中になってしまったのかまだ星砂を見つけている子供や、大事そうにまた、星砂を袋に戻す子供、
黒画用紙に貼り続ける子供さまざまでした。
さあ、次は葉っぱのしおりづくりです。
ここで準備したものは、葉脈だけを残した葉っぱ3枚と新聞にマジック、ラミネーターです。
高須講師がまたまた質問しました。
「ねえ、この枯れてる葉っぱの線なんだと思う?」
子供たちは空かさず返します。「葉っぱの骨」「血液が流れるとこ」などいろいろな答えがありました。高須講師から、これは「葉脈」と言います。と葉っぱの葉脈について詳しく説明されました。また、「これは既製品ですが、自然の状態で、たとえば家の外で本物を見たことがありますか」との問いかけに「あります」と言う子供もいました。
赤、青、黄色のマジックで色付けです。工夫して、絵を書き込む子供もいます。
今度は家族が見守る中、ラミネート用フィルムにはさみ自分だけのオリジナルカードを作ります。
島根大学の学生も子供たちを補助しながら、科学の面白さに導きます。
今日のスクーリングはどうでしたか。しおりづくりでは葉っぱの葉脈のことが出てきましたね。いろいろな発見がありましたね。どうでしたか。また2週間後、みんなに会えるのを楽しみにしています。元気で、参加してくださいね。香川講師のあいさつは、とても和やかな雰囲気で締めくくられました。第1回目のスクーリングは大成功で終了しました。
次回は7月10日の開催予定です。