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「宇宙の学校」とは、数カ月おきに行われるスクーリング(工作と実験)と、家庭学習を
親子で一緒に取り組みます。スクーリングでは、家の中では出来ない広い場所が必要な工作と
実験をやります。家庭学習は、スクーリングの時に配る数種類のテキストに、家庭でも
できる工作と実験を写真とイラストで説明してあります。身の回りにある材料や道具を使うの
で、特別な材料や実験器具を使わずにできます。
宇宙教育に限ったことではありませんが、一つひとつの催しは孤立したイベント的なものになりがちです。
たとえば宇宙教室を1年間に各地で100回やったとして、1回につき100人の子どもの参加を得たとします。
その主催の主体から見れば、これは大変な作業の結果であって、おそらくその組織内部でも高く評価される
に違いありません。何しろ年間1万人もの子どもにメッセージを発信したのですから。
しかしこれを、立場を変えて一人ひとりの子どもの側から見ると、ターゲットになるべき子どもたちは日本
に1400万人もいるので、1万人というのは0.1パーセントにも満たないのですね。その0.1パーセントのわず
かな子どもにとっても、例えて言えば年に1回プロ野球の試合を見に行ったようなものなのです。中にはそ
こから強烈な印象を持ち、それが一生の間持続するような場合がないとは言えませんが、ほとんどの子ども
にとって、これは儚い泡沫のような経験にとどまってしまうでしょう。
では、子どもが参加して一回だけの淡い経験に留まらず、頻繁にその参加の効果が持続するような催し──
どのようにしてそれは可能になるでしょうか? それを実現する有力な考え方の一つが「宇宙の学校」です。
そして一部地域ではすでに実施され、立派に実績を上げているのです。