宇宙の学校とは
3 実施例──立川市の場合
たとえば2008年10月16日に東京都下の立川地区で行った「宇宙の学校」キッズコース(親子で参加)
の場合、スクーリングで「熱気球を作って飛ばす」というテーマと「ロケットを作って飛ばす」とい
うテーマをとりあげました。これは小学校の1年生と2年生を対象にしたので、あまり難しいタイプの
熱気球やロケットは無理です。そこで、第一に熱気球やロケットを好きになる導入になるようなもの
を選び、第二に、時々お父さんやお母さんの力をお借りしなければいけないようなものを、わざと選
びました。
主催は立川こぶしロータリー、上砂小学校PTAでした。共催と協力にKU-MAとJAXA宇宙教育センター。
会場として上砂小学校をお借りしました。以上をまとめると、「宇宙の学校」は、時系列的に次の
要素から成っています。
- KU-MAと一緒に「宇宙の学校」を実施する組織(自治体、青少年育成組織、
市民活動の組織、企業体など)を見つける
- 実施日時、会場、定員、選定方法、当日のプログラムなどを決めて、ポスターや
自治体の公報などを通じて子どもたちとその親たちを募集し、応募者を受け付け、
選定する。場合によっては、定員を超えても全員受ける時もあるでしょう。
- 開校式につづいて第1回のスクーリングを実施する。開校式で概要説明を行い、
スクーリングへ。数回のスクーリング(場合によっては2回だけ)を実施し、その
度毎に「宿題」を渡して、最終回のスクーリングの後に閉会式を行う。
以上が「宇宙の学校」の全体の流れです。だから、準備の事務をやる人と、当日の実験
や工作を指導する人と、当日親子の間を回ってリードする数人、受付などが揃えば、こ
の「宇宙の学校」は気楽に実施することができるのです。日本全国どんな辺鄙な場所でで
も可能な「宇宙学校」を、あなたもやってみませんか。もちろん最初は要領が分からな
いでしょうから、KU-MAがお手伝いしますので心配要りませんよ。