KU-MA 認定NPO法人子ども・宇宙・未来の会

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宇宙の学校とは

4 家庭学習の教材

 「宇宙の学校」のテキストと学校のテキスト(教科書)は、ちょっと異なった考えで編集されています。学習指導要領に則った学校のカリキュラムが、子どもが学習する知識を体系的にまとめてあるのに対し、「宇宙の学校」の教材の一つひとつは、身の周りで出会う非常にありふれた事象から出発しているのです。
 たとえば、現在は小学校の学習には「色」についての勉強が含まれていません。でも子どもたちの身近はさまざまな色で溢れていますね。色を知らなければ生活ができないでしょう。また、子どもたちが出会う現象には、「飛ぶ」ことに関係したことがいっぱいありますね。学校のカリキュラムでは「飛ぶ」ことを体系化したりはしないでしょうが、「宇宙の学校」では、身の周りから「飛ぶ」という視点からいろいろなことを教材化できます。
飛ぶ種を採集して飛ばそう 種の飛ぶ秘密を見つけてモデルをつくろう 熱気球をつくって揚げよう スチロール「たこ」をつくって揚げよう 紙飛行機を作って飛ばそう 竹とんぼを作って飛ばそう ロケットが飛ぶ仕組み いろいろなロケットを作って飛ばそう など「飛ぶ科学」として、子どもたちの興味から出発して楽しむことができるわけです。
 また、どこの地域も、他の地域にない特色があります。たとえば北海道では流氷とか、長崎では海の生き物とか、沖縄ではあの青い海と珊瑚礁とか・・・。そうした地域色を最大限に活かしたテーマを「宇宙の学校」のテキストに採り入れれば、その地域で親しまれることになるでしょう。「宇宙の学校」を開催する地域の人たちが、周囲の子どもたちにより近いテキストを工夫するといいですね。
 こうして、「地域に根ざした地域の宇宙の学校」が、みなさんの地域を変えていくことができるでしょう。国分寺などは、「宇宙の学校」が子どもと子どもを、親と親を結びつけ、市長さんや教育長さんの心をひきつけています。市長さんの「施政方針演説」に「宇宙教育」という言葉が堂々と登場しているんですよ。